迷ったときは「集合」で考える

意思決定には、集合論の考え方が役立ちます。集合論とは、ものごとを条件ごとに分けて、「その中に入るもの」と「入らないもの」を考える方法です。いわば「グループ分け」です。

何かを決めるとき、人はつい「どれが一番よさそうか」だけを見てしまいます。でも、それだけでは迷います。大事なのは、どんな条件の集合を作るかです。

たとえば中学生が部活動を選ぶとします。「楽しい部活」という集合、「友だちがいる部活」という集合、「練習がきつすぎない部活」という集合を考えます。この三つが重なるところにある部活は、自分に合いやすい選択肢です。反対に、「楽しいけれど帰りが遅すぎる部活」は、自分の条件から外れる集合に入ります。

つまり、意思決定とは、すべてを比べることではありません。自分が大事にする集合を決め、その重なりを見つけ、合わないものを外すことです。集合論を使うと、「なんとなくよさそう」ではなく、「なぜそれを選ぶのか」が見えやすくなります。迷ったときは、まず選択肢を集合で分けてみることが大切です。

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