5W1Hは、前提の腑分けにも活用できます。なぜなら、意思決定を支える思い込みや条件を、要素ごとに分けて確認できるからです。
前提は、まとまった一つの塊に見えます。しかし実際には、「誰を対象にするのか」「何を価値と見るのか」「いつまでに成果を求めるのか」「どこで実行するのか」「なぜそれを選ぶのか」「どう実現するのか」といった複数の条件でできています。これらを分けないまま議論すると、どの前提がずれているのかが見えません。
たとえば「この施策は成功する」という結論があるとします。5W1Hで分けると、「既存顧客なら反応する」「割引ではなく安心感を価値とする」「三か月以内に効果が出る」「オンラインで完結できる」「継続率向上が目的である」「少人数でも運用できる」といった前提が見えてきます。このうち一つが崩れれば、結論も変わる可能性があります。
5W1Hは、情報整理の型にとどまりません。前提を分解し、検証すべき点を明らかにする道具です。意思決定の質を上げるには、結論を急ぐ前に、5W1Hで前提を切り分けることが有効なのです。
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