ミスインフォメーション、ディスインフォメーション、マルインフォメーション

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情報エコシステムの変容と情報障害の構造的分析

Contents

1. 序論:ゲートキーパーの喪失と「フェイクニュース」概念の限界

過去数十年にわたる情報通信技術の飛躍的な発展とデジタルプラットフォームの普及は、情報の生成、流通、消費のパラダイムを根底から覆した。かつてのメディア環境においては、伝統的な報道機関が情報のゲートキーパーとして機能し、一定のジャーナリズム倫理と事実確認(ファクトチェック)のプロセスを経た情報が社会に供給される構造が維持されていた。しかしながら、ソーシャルメディアの台頭に伴うピア・ツー・ピア(Peer-to-Peer)のネットワーク社会への移行は、誰もが即時かつ無制限に情報の発信者となり得る環境を創出した一方で、地球規模での「情報汚染(Information Pollution)」とも呼ぶべき未曾有の危機をもたらしている1

2016年の米国大統領選挙や英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を問う国民投票などを契機として、民主主義の意思決定プロセスに対する不当な介入が顕在化し、「フェイクニュース(Fake News)」という言葉が世界的な流行語となった1。しかし、この用語は情報の複雑な生態系を記述するには極めて不十分であり、さらには政治家や権力者が自身に批判的な報道や不都合な事実を攻撃・非難し、言論を抑圧するためのレッテルとして政治問題化(Politicization)される傾向が強いという致命的な欠陥を抱えている6

このような学術的および政策的な用語としての限界を克服するため、ペンシルベニア大学で博士号を取得し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)やハーバード大学ケネディ・スクールのショレンスタイン・センター、コロンビア大学タウ・センターなどで要職を歴任してきたジャーナリズム研究者のクレア・ウォードル(Claire Wardle)博士と、共同研究者のホセイン・デラクシャン(Hossein Derakhshan)は、2017年に欧州評議会(Council of Europe)に対して画期的な報告書を提出した1。全109ページに及ぶこの報告書において、彼らは「フェイクニュース」という用語の使用を意図的に避け、情報空間の病理を総合的に捉えるための新たな概念的枠組みとして「情報障害(Information Disorder)」を提唱した1

このフレームワークは、問題のある情報を情報の「虚偽性(Falseness)」と「危害を加える意図(Intent to Harm)」という2つの独立した次元を用いて分析し、「ミスインフォメーション(Misinformation)」「ディスインフォメーション(Disinformation)」「マルインフォメーション(Malinformation)」の3つの類型(総称してMDMと呼ばれる)に再分類するものである1。本稿では、これら3つの概念の厳密な定義とその境界、相互作用のメカニズム、それらが引き起こす現実世界への破壊的な影響、そしてこの問題に対処するための制度的および技術的な課題について、包括的かつ構造的な分析を展開する。

2. 情報障害の理論的枠組み:MDMの定義と概念的境界

情報障害に対処するための政策立案や技術的介入を行うためには、情報を発信する主体(エージェント)の心理的動機や意図と、情報そのものの客観的な真実性を明確に分離して評価する必要がある。ウォードルらのモデルは、この要求を満たすための強固な理論的基盤を提供している。

ミスインフォメーション(Misinformation):意図なき虚偽と社会的心理

ミスインフォメーションは、情報自体は虚偽、不完全、または不正確であるものの、それを拡散する主体がその情報が虚偽であることを認識しておらず、他者や社会に危害を加える意図を持たずに共有される情報と定義される13

この類型の本質的な特徴は、発信者や拡散者に悪意(Malicious intent)が存在しないという点にある12。ミスインフォメーションの拡散メカニズムは、技術的な欠陥というよりも、人間の深く根源的な社会心理学的な要因によって駆動されている8。オンライン空間において、個人は情報を共有することで自身のアイデンティティを演じ(Perform their identities)、特定のコミュニティや「部族(Tribe)」との結びつきや帰属意識を確認しようとする8

さらに、公衆衛生上の危機や自然災害といった極限状態においては、利他主義や防衛本能がミスインフォメーションの拡散を加速させる。例えば、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック初期において、多くの人々は「家族や友人を未知のウイルスの脅威から守りたい」「有益な情報を提供して助けたい」という純粋な善意から、科学的根拠のない民間療法やワクチンの危険性に関する誤った情報を無意識のうちに拡散した8。ミスインフォメーションは、外見上は伝統的なニュース記事や信頼できる警告メッセージの体裁を保っていることが多く、一見して無害(Benign)に感じられるため、人々の批判的思考をすり抜け、ピア・ツー・ピアのネットワークを通じて指数関数的に蔓延する危険性を孕んでいる15

ディスインフォメーション(Disinformation):悪意ある虚偽と情報操作

ディスインフォメーションは、人々を欺き、操り、特定の個人、組織、国家に対して明確に危害を加えることを目的として、意図的かつ計画的に作成および拡散される虚偽または不正確な情報と定義される13

この類型は、情報障害の中で最も陰湿かつ破壊的な形態である。情報の作成者(エージェント)は、情報が虚偽であることを完全に熟知した上で、標的とする民主主義のプロセスや社会的信用の失墜を狙って精巧なシナリオと偽の証拠を構築する15。ディスインフォメーションの背後には、明確な戦略的意図が存在し、その動機は主に以下の3つのカテゴリーに大別される8

第一に、経済的動機(Financial)である。これは、ユーザーのクリックを誘発する扇情的な見出し(クリックベイト)を量産し、ウェブサイトへのトラフィックを集めることでデジタル広告収入を最大化し、情報障害から直接的な利益を搾取する目的である8。第二に、政治的動機(Political)である。国内外の選挙において特定の政治家や対立候補の信用を傷つける、あるいは敵対国の世論を操作し、既存の社会文化的・人種的・宗教的な分断や緊張を鋭角化させて社会を混乱に陥れることを意図した国家主体の工作活動などがこれに該当する1。第三に、社会心理学的動機(Socio-psychological)である。これは、オンラインまたはオフラインの特定の集団内で名声(Prestige)を獲得するため、あるいは純粋な愉快犯として社会に混乱をもたらすこと自体を目的とするものである8

重要なのは、極めて効果的なディスインフォメーションは、完全にゼロから捏造された嘘(全き虚偽)だけで構成されているわけではないという点である。熟練した情報操作の主体は、実際の事実や個人的な意見に強烈な感情的言語(強い怒りや嫌悪を煽る表現)を織り交ぜ、一部の真実を文脈から切り離して再構成することで、ターゲットとなる人々に深い混乱や不信感を植え付ける7

マルインフォメーション(Malinformation):真実の兵器化と私的領域の侵害

マルインフォメーションは、情報自体は客観的な現実や真実に基づいているものの、特定の個人、組織、グループ、または国家を攻撃し、深刻な危害を加えるという明確な悪意を持って共有・拡散される情報と定義される13

ミスインフォメーションやディスインフォメーションとの決定的な境界線は、情報の「真実性(True information)」にある19。しかし、その真実は著しく誇張されていたり、本来の適切な文脈から意図的に切り離されていたり、あるいは本来は私的な空間(プライベート)に厳重に留められるべき機密情報が公共の場(パブリック・スフィア)に悪意を持って暴露されたりすることで、対象者に甚大なダメージをもたらす8

学術的な定義の変遷を見ると、2017年のウォードルらの初期の定義では「危害を引き起こすために共有される真実の情報であり、しばしば非公開にとどまるよう設計された情報を公的領域に移動させること」とされていたが、2018年の国連教育科学文化機関(UNESCO)の出版物においては、「機密性の維持が意図された情報を公に暴露することによって、危害を加える意図をもって共有される正確な情報」へとニュアンスが微調整されている11

マルインフォメーションの典型的な手口には、政治的な目的を持ったサイバー攻撃によるハッキングと電子メールの暴露(Leaks)、個人の住所や連絡先などをインターネット上に晒し上げて嫌がらせを誘発するドクシング(Doxing)、さらには、同意なく元交際相手の性的な画像や動画を公開して社会的抹殺を図るリベンジポルノ(非同意の親密な画像・動画の公開)などが含まれる8。また、真実であっても、特定のマイノリティ集団に向けられたヘイトスピーチの要素も、このマルインフォメーションの範疇に包摂されると議論されている8

MDM概念の比較と構造的相互作用

これら3つの概念は、情報エコシステム内での情報の振る舞いを理解するための不可欠な指標である。以下の表は、「情報の真実性・虚偽性」と「危害を加える意図」という2軸に基づいて、MDMの特性と動機を比較したものである。

情報障害の類型情報の客観的属性 (Falseness)エージェントの意図 (Intent to Harm)主要な動機・行動特性具体的な事象例
ミスインフォメーション虚偽(False / Inaccurate)なし(Unintentional)善意、勘違い、コミュニティへの帰属意識、不安からの情報共有災害時の不正確な救助情報の拡散、誤った健康法の善意による共有
ディスインフォメーション虚偽(False / Fabricated)あり(Intentional)経済的利益(広告収入)、政治的影響力の獲得、社会分断の助長、世論操作選挙における対立候補の偽スキャンダル捏造、国家主導のプロパガンダ
マルインフォメーション真実(True / Based on fact)あり(Intentional)個人や組織の攻撃、復讐、嫌がらせ、脅迫、名誉毀損ドクシング、リベンジポルノ、政治的ハッキングによる私信の意図的な暴露

しかしながら、デジタルの現実空間においては、これら3つの概念は静的かつ独立して存在するわけではなく、時間的・空間的な広がりの中で複雑に交錯し、その形態を動的に変化させていく21

最も一般的かつ深刻な相互作用のメカニズムは、「ディスインフォメーションがミスインフォメーションへと変容する(Disinformation turns into misinformation)」というロンダリングのプロセスである8。例えば、外国の諜報機関や経済的利益を狙う特定のグループ(エージェント)が、明確な悪意を持って虚偽の陰謀論(ディスインフォメーション)を生成し、少数のダミーアカウントを通じてソーシャルメディア上に投下する。その情報を目にした一般のユーザーは、その背後にある悪意や虚偽性に気づかず、内容を真実だと誤認した上で、「この重大な事実をフォロワーに知らせなければならない」という義憤や善意に基づいてシェアボタンを押す。この瞬間、最初の発信者が持っていた「悪意(Intent to harm)」は媒介者の「善意」によって洗浄され、その情報は無数の「ミスインフォメーション」として社会全体に自己増殖していく8。この動的な変容のプロセスこそが、情報障害を単なるコンテンツの削除だけでは解決できない極めて厄介な構造的問題にしている要因である。

3. 分析の精緻化:情報障害の7つの類型と構成要素

クレア・ウォードルらは、上述したMDMという上位概念に加えて、現代のデジタルメディア環境における情報障害の具体的な様相と手口をより高い解像度で捉え、実務的な監視やファクトチェックを支援するため、「情報障害の7つの類型(7 Types of Information Disorder)」という詳細なタイポロジー(分類学)を提示している8

  1. 風刺・パロディ(Satire/Parody): 情報の発信者には本来、危害を加える意図はないが、その文脈を知らない読者が内容を真実のニュースと誤認してしまう可能性があるコンテンツ。ディスインフォメーションの主体は、批判を逃れるための隠れ蓑として「これは風刺である」というラベルを意図的に悪用することがある10
  2. 誤った結びつけ(False Connection): ニュース記事の見出し、サムネイル画像、またはキャプションが、実際の記事本文の内容と全く一致していない状態。広告収入を目的とした典型的なクリックベイト手法である7
  3. 誤解を招くコンテンツ(Misleading Content): 特定の個人、政策、事象を不当に貶めるため、客観的な情報やデータを意図的に偏って使用し、読者を誤った結論へと誘導するコンテンツ7
  4. 誤った文脈(False Context): 共有されている情報(過去の事件の写真や動画など)自体は本物であるが、それが本来とは全く異なる時代や場所の出来事として、文脈をすり替えて共有されるもの7
  5. 詐称コンテンツ(Imposter Content): 信頼できる本物の情報源(著名な報道機関、公的機関、専門家など)の名前、ロゴ、フォーマットを精巧に騙り、権威を悪用して発信される虚偽情報。
  6. 操作されたコンテンツ(Manipulated Content): 本物の情報や画像、音声が、読者を欺く目的で意図的に加工・修正されたもの。近年のAI技術の発展に伴うディープフェイク(Deepfake)技術による改変がこの代表例である。
  7. 捏造されたコンテンツ(Fabricated Content): 事実の基盤が一切存在せず、完全にゼロから作られた全き虚偽の情報であり、読者を欺き危害を加えることを唯一の目的とするもの。

さらに、欧州評議会の報告書においてウォードルとデラクシャンは、情報障害を解剖学的に理解するためには、コンテンツそのものの分類だけでなく、そのライフサイクルを構成する「3つのフェーズ(Three Phases)」と「3つの要素(Three Elements)」を個別に調査する必要があると主張している1。3つのフェーズとは、偽情報の「作成(Creation)」、メディアフォーマットへの「生産(Production)」、そしてネットワーク上での「流通・拡散(Distribution)」である。また、3つの要素とは、情報を作成・拡散する「エージェント(Agent)」、伝達される「メッセージ(Message)」、そしてその情報を消費し解釈する「解釈者(Interpreter)」を指す1。この多次元的なアプローチは、単なるテキストの真偽判定を超えて、情報障害というエコシステム全体のダイナミクスを解明するための強固な基盤となっている。

4. 情報障害を加速させる構造的・環境的要因(パーフェクト・ストーム)

情報障害が「地球規模の汚染」と表現されるまでに深刻化した背景には、単なる個別の悪意ある行為者の存在を超えた、メディア産業の経済的基盤の崩壊とテクノロジー環境の構造的変化が存在する。UNESCOはこの複合的な危機的状況を「パーフェクト・ストーム(完璧な嵐)」と形容し、情報障害の爆発的な蔓延を可能にしている複数の根本原因を指摘している4

伝統的メディアのビジネスモデルの崩壊とニュースルームの変質

インターネットとデジタルプラットフォームの台頭は、かつて新聞やテレビ局が独占していた莫大な広告収入を、限られた少数の巨大IT企業(プラットフォーマー)へと流出させた4。深刻な資金不足に直面した伝統的なジャーナリズム機関は大幅なリソースの削減と人員整理を余儀なくされ、その結果、ニュースの品質を担保するための「チェック・アンド・バランス」や綿密な裏付け取材に十分な時間を割くことが物理的に困難となった4

同時に、メディア業界全体がデジタル・トランスフォーメーションの荒波に飲まれたことで、ジャーナリストは複数のプラットフォーム向けに同時並行でコンテンツを作成するプレッシャーに晒されている。報道機関は、読者の関心をリアルタイムで引きつけるため、十分な事実確認を経る前にSNSへ記事を直接投稿する「ソーシャル・ファースト・パブリッシング(Social-first publishing)」の原則を採用せざるを得なくなった4。情報の質や正確性よりも、SNS上での拡散力(バズ=Virality)やページビューの獲得が優先されるこの構造は、必然的に「クリックベイト・ジャーナリズム」を促進し、ディスインフォメーションが正規のニュース空間に侵入する隙を大きく広げている4

アルゴリズムの偏向と「データ不足(Data Deficits)」の脅威

ソーシャルメディアのアルゴリズムは、ユーザーの関心を惹きつけ、プラットフォームへの滞在時間(エンゲージメント)を最大化するように最適化されている。心理学的な検証が示す通り、人間の脳は中立的な事実よりも、怒り、恐怖、嫌悪、あるいは強い驚きを伴う感情的なコンテンツに対して強く反応するよう設計されている。その結果、アルゴリズムは事実に基づく客観的な報道よりも、感情を激しく煽るディスインフォメーションやマルインフォメーションをシステム的に優遇し、優先的にユーザーのフィードに表示してしまう7

さらに、非営利組織「First Draft」は、情報エコシステムにおける脆弱性を説明する概念として「データ不足(Data Deficits)」を提唱している23。データ不足とは、新たに発生した事象や複雑な社会問題に関して、一般大衆の疑問に的確に答えることができる信頼性の高い、かつ容易にアクセス可能な情報が圧倒的に不足している状態を指す23。First Draftは、Google Trendsなどの検索データを分析することで、人々が不安を抱いて検索しているにもかかわらず、公的機関からの回答が存在しない「情報の空白地帯」を特定している23。未知のウイルスの発生や大規模災害などの危機的状況下において、公的機関やメディアがこのデータ不足を迅速に埋めることができなければ、人々の恐怖と情報への渇望に付け込む形で、ディスインフォメーションが即座にその空白を埋め尽くすことになる。

5. 多角的影響と現実世界における深刻な被害(ケーススタディ)

情報障害(MDM)の影響はオンライン空間の混乱にとどまらず、政治体制の基盤を揺るがし、公衆衛生を脅かし、個人に対する物理的および精神的な暴力へと直結している。以下に、主要な領域における具体的なケーススタディを通じて、その破壊的な影響を詳述する。

政治プロセスと民主主義への破壊工作

選挙は情報障害の「主戦場(DNA)」と見なされている23。2016年の米国大統領選挙や英国のブレグジットを問う国民投票では、ソーシャルメディア上の膨大な個人データを悪用したプロファイリングと精密なターゲット広告(マイクロターゲティング)によって、有権者の感情を極細分化して操作するディスインフォメーション・キャンペーンが展開され、民主主義の根幹が脅かされた1。同様に、ケニアの選挙においても、巧妙に偽造されたニュースが既存の民族的・宗教的緊張を煽り、選挙結果の無効化という前代未聞の事態を引き起こす一因となった1

さらに、選挙戦においてはマルインフォメーションの手法が極めて破壊的な効果を発揮する。2017年のフランス大統領選挙の決選投票のわずか数日前、中道派のエマニュエル・マクロン陣営の内部ネットワークが何者かによってハッキングされ、膨大な量の私的な電子メールや文書がインターネット上に一斉に暴露された(マクロン・リーク)11。公開された電子メールの大部分は「事実」であったが、検証や反論が物理的に不可能な投票日直前というタイミングを狙って機密情報をパブリックスフィアに引きずり出したこの行為は、民主的なプロセスに決定的な危害を加えることを意図した典型的なマルインフォメーションの事例である11

現実の暴力と化す陰謀論:ピザゲート(Pizzagate)事件

ディスインフォメーションがオンライン上のエコーチェンバーで増幅され、現実世界の物理的暴力に直結した象徴的かつ衝撃的な事例が、2016年に米国で発生した「ピザゲート(Pizzagate)」事件である22。この事件は、ワシントンD.C.にあるピザ店「コメット・ピンポン」の地下室が、当時の民主党有力候補者やエリート層が関与する児童人身売買・性的虐待の拠点であるという、完全に捏造された陰謀論(全きディスインフォメーション)が発端である22

この荒唐無稽な偽情報は、4chanやRedditといった掲示板から発生し、アレックス・ジョーンズ(Alex Jones)などの極右インフルエンサーやポッドキャスターを通じてSNS上で爆発的に拡散された22。主流メディアはこの陰謀論を「一蹴」する形で報道したが、逆にそれが陰謀論者たちに「メディアも隠蔽に加担している」という確信を与え、結果として情報への露出を増やしてしまうという逆説的な効果を生んだ22

2016年12月4日、このディスインフォメーションを真実であると固く信じ込んだ一人の男性が、自らの手で真相を「調査」し子供たちを救出するという歪んだ正義感に駆られ、アサルトライフルで武装して同店を襲撃し、店内で発砲に及んだ22。幸いにも死傷者は出ず、児童虐待の証拠となる地下室すら存在しないことが確認されたが、この事件は、ネットワーク化されたコミュニティ内で協働的に構築された「偽の現実」が、いかに容易に個人を過激化(Radicalization)させ、メディアの意図せぬ増幅作用と相まって、現実世界のテロリズムや暴力行為を引き起こすかを見事に証明している22

災害・公衆衛生危機における情報障害:COVID-19と能登半島地震

人命が直接的に脅かされる公衆衛生の危機や自然災害の状況下では、情報の真偽が生死を分ける決定的な要因となる。COVID-19のパンデミック時には、世界保健機関(WHO)が「インフォデミック(Infodemic:情報伝染病)」と警告したように、ウイルスの起源、予防法、ワクチンの安全性に関する真偽不明な情報が過剰に氾濫した11。ジンバブエなどでは若者たちがSNSを活用してインフォデミックに対抗する試みを行った一方で、YouTubeなどのプラットフォームはワクチンのミスインフォメーションを禁止する強力なガイドラインの導入を余儀なくされた14

日本国内における極めて深刻な事例としては、2024年(令和6年)1月に発生した能登半島地震のケースが挙げられる25。総務省の令和6年版「情報通信白書」でも特集されたように、地震発生直後から、X(旧Twitter)などのSNSプラットフォーム上で、架空の住所を用いた「偽の救助要請」や、過去の全く別の災害時の画像を流用した誤情報(False Context)が大量に拡散された25。これらの偽・誤情報の多くは、インプレッション(閲覧数)を稼ぐことでプラットフォームから収益を得ようとする経済的動機(ディスインフォメーション)と、それを善意で助けようとした一般ユーザーの拡散(ミスインフォメーション)が組み合わさった結果であった8

これらの情報は、消防、警察、自衛隊による実際の救助活動のリソースを浪費させ、真に救助を必要としている人々への到達を遅らせるという、人命に関わる実害を引き起こした25。さらに事態を悪化させたのは、停電や土砂崩れによって携帯電話基地局、固定電話網、テレビ・ラジオ放送といった物理的な通信インフラが甚大な被害を受け、被災地との情報伝達が途絶したことである25。このインフラの喪失が前述の「データ不足(情報の空白)」状態を人為的に生み出し、外部の人間が偽情報を信じ込みやすい完璧な環境を構築してしまったのである。

デジタル空間の暴力と私的領域の侵害:マルインフォメーションの刃

マルインフォメーションは、国家間レベルだけでなく、個人の人権、プライバシー、および精神的尊厳に対する直接的かつ壊滅的な攻撃として猛威を振るっている。とりわけ深刻なのが、サイバー犯罪やジェンダーに基づくオンライン暴力の文脈である17

同意のない親密な画像や動画の公開、一般に「リベンジポルノ(Revenge Porn)」や「非同意のポルノグラフィ(Nonconsensual Pornography)」と呼ばれる行為は、被害者に耐え難い恥辱と精神的苦痛を与えるマルインフォメーションの最たる例である8。この種の犯罪行為の歴史は古く1950年代にまで遡るが、スマートフォンの普及によりその破壊力は桁違いに増幅した26。加害者は、別れたパートナーへの報復や嫌がらせを目的とし、多くの場合、対象者の身元や連絡先を同時に晒し上げる(ドクシング)ことで、第三者からのハラスメントを誘発させる15

政治の舞台においても、この手法は政敵を失脚させるための武器として使用される。2018年、米国ミズーリ州のエリック・グライテンズ(Eric Greitens)知事は、不倫関係にあった女性の同意を得ずに親密な写真を撮影し、それを暴露すると脅迫した疑惑(ブラックメール)によって突如辞任に追い込まれた26。さらに2019年には、米国のケイティ・ヒル(Katie Hill)下院議員が、過去の極めて私的な親密な画像を右派メディアやネット上に暴露されるという事件が発生した27。これらの画像自体は「事実」であったが、彼女はその後、ネット上の荒らし(Troll)からの組織的なハラスメントの波に晒され、自殺を考えるほどの精神的ダメージを受け、最終的に辞職を余儀なくされた27。ヒル議員の地元カリフォルニア州やワシントンD.C.には非同意ポルノを罰する法律(2014年制定)が存在するものの、ジャーナリズムにおける「公益性(Public interest)」の例外規定や、加害者側が主張するアメリカ合衆国憲法修正第1条(表現の自由)の壁に阻まれ、法的な保護が十分に機能しないケースが多発している27

さらに、国家主体や企業が高度な技術を用いてマルインフォメーションを収集・利用する脅威も拡大している。イスラエルのテクノロジー企業であるNSOグループが開発した軍用スパイウェア「ペガサス(Pegasus)」は、世界中のジャーナリスト、人権活動家、政治家のスマートフォンに密かに感染し、彼らの位置情報、通話記録、暗号化されたメッセージなどの私的データを大量に盗み出していたことが、アムネスティ・インターナショナルなどの調査で明らかになった17。こうして不当に収集された事実は、反体制派を沈黙させるための脅迫材料(マルインフォメーション)として独裁政権などに利用されており、国際的な人権問題に発展している29

6. MDM対策のパラドックス:国家による検閲と「マルインフォメーション」の政治化

情報障害への対処は現代社会の喫緊の課題であるが、その対策そのものが、民主主義の根幹である「表現の自由(Freedom of Expression)」と鋭く衝突する厄介なパラドックスを抱えている。とりわけ「マルインフォメーション(真実に基づくが危害を加える情報)」という概念は、政府や権力機関によって恣意的に解釈され、国民の監視や正当な批判の抑圧に悪用される危険性を内包している11

米国における近年の動向は、このパラドックスを如実に示している。米国の国土安全保障省(DHS)やサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は、外国の干渉や情報障害に対する国家のレジリエンスを構築するため、「MDM(ミス・ディス・マルインフォメーション)チーム」を立ち上げ、連邦捜査局(FBI)や民間企業と連携して脅威の特定にあたっている30。しかし、内部告発者による「Twitter Files」や「Amazon Files」などの文書漏洩によって、これらの連邦機関がCOVID-19パンデミックの期間中、MDM対策という名目のもとに、Meta(Facebook)、X(旧Twitter)、Amazonなどの巨大テック企業に対して、特定の言論やアカウントを制限・検閲するよう強力な圧力をかけていた事実が明るみに出た11

この過程で最も問題視されたのは、政府の公式な政策方針に異を唱える代替的な見解(Alternative views)や、ワクチンの副反応に関する科学的・事実に基づく情報でさえも、「公衆衛生に対する不信感を煽り、国家の対応に危害を引き起こす『マルインフォメーション』」として一括りにレッテルを貼られ、検閲の対象とされたことである11。研究者のスーザン・マレット(Susan Maret)が指摘するように、マルインフォメーションという言葉は、事実に基づいている情報であっても、国家がそれを「障害、病理、悪意のあるもの(Disorder, Disease, Malady)」と規定することで、情報統制を正当化するための「公式な言説(Official Discourse)」として機能してしまう11

また、この概念は政府機関が潜在的な敵対者を見つけ出す「スレットキャスティング(Threatcasting)」の枠組みにも組み込まれており、外国の敵対者だけでなく、国内の市民団体や個人までもが安全保障上のリスクとして監視対象にされる恐れがある11。マルインフォメーションへの法規制やプラットフォームのモデレーションは、内部告発(Whistleblowing)や調査報道による権力監視というジャーナリズムの正当な機能までも「有害な情報の暴露」として違法化する口実を国家に与えかねず、情報障害への対抗措置が、結果としてオーウェル的な監視社会や言論弾圧のツールへと変貌する危険性について、学術界や人権団体から強い懸念が表明されている11

7. 情報エコシステムの健全性回復に向けた国際社会および日本の対応

前述のような国家権力による表現の自由の侵害というリスクを慎重に回避しつつ、激化する情報汚染に対して効果的な介入を行うため、世界各国の政府、学術機関、市民社会、そしてテクノロジー企業は、削除や検閲に依存しない多角的なアプローチを模索している。

国際的な対策動向:プレバンキングと協働的アプローチ

従来、虚偽情報に対する主要な対策は、情報の拡散後に真偽を検証して訂正する「ファクトチェック」であった。しかし、人間は一度信じ込んだ情報を訂正されると、かえって元の信念を強固にしてしまう「バックファイア効果」を持つため、事後的な対処には限界がある。そこで近年、有力な対抗策として提唱されているのが「プレバンキング(Pre-bunking:事前論破)」である18。これは、特定の悪意あるナラティブやディスインフォメーションが社会に蔓延する前に、その典型的な手口や論理の飛躍をあらかじめ市民に教育し、警告を発することで、偽情報に対する「心理的な免疫(レジリエンス)」を獲得させる手法である15

また、市民のデジタル・メディア・リテラシーを向上させるための教育プログラムは、静的なものであってはならず、新たな手口や進化する脅威を継続的に組み込んだ動的なカリキュラムであるべきだと指摘されている15。ゲーミフィケーションを用いた学習ツールなどを通じて、市民が情報の消費者から批判的な評価者へと成長することが求められている15

さらに、First Draftが複数の国(米国、英国、フランス、ナイジェリアなど)で展開した「CrossCheck」プロジェクトに象徴されるように、競争関係にある複数のニュースルームやファクトチェッカー、テクノロジー企業が連携し、協働で選挙報道やデータ検証を行うネットワーク型のアプローチが成果を上げている23。国連(UN)も「情報に対するグローバル原則(Global Principles for Information Integrity)」を発表し、政府から独立したファクトチェック機関への資金援助や、マルチステークホルダーによる包括的な行動を呼びかけている14

日本国内の動向:総務省の総合的対策とインフラの強靱化

日本においても、情報障害(国内では一般に「偽・誤情報」と総称される)への危機感は年々高まっている。みずほリサーチ&テクノロジーズなどが実施した調査では、欧州評議会のMDM定義(ディスインフォメーション、ミスインフォメーション、マルインフォメーション)を参照しつつ、日本人の偽・誤情報に対する行動特性(どのような層が情報を拡散しやすいか等)の定点観測が行われている21

特に前述の能登半島地震における深刻な情報混乱の教訓を踏まえ、所管官庁である総務省(MIC)は極めて迅速かつ多角的な対策に乗り出している。2024年(令和6年)7月に公表された「情報通信白書」では、災害時における偽情報・誤情報の拡散防止に向けた制度面を含めた総合的な対策の方向性が明記された25。これに先立ち、総務省は2024年1月に「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」および専用のワーキンググループ(WG)を設置し、同年7月には法規制と自主規制のバランスを考慮した具体的な方策の中間とりまとめ案を公表している25

さらに注目すべきは、総務省がコンテンツのモデレーション(情報の流通制御)だけでなく、情報の伝送経路である「ハードウェア・インフラの強靱化」を情報障害対策の重要な柱として位置づけている点である25。地震などの非常時に通信インフラがダウンすることで生じる「データ不足(情報の空白)」が偽情報の爆発的拡散を招いたという反省から、白書では携帯電話基地局や光ファイバ網の耐震・停電対策、非常時における通信事業者間(キャリア間)のローミングの実現、そしてStarlinkなどの低軌道衛星通信の利用拡大といった具体的な施策が掲げられている25。また、放送インフラに関しても、中継局の共同利用や伝送路の監視機能強化など、レジリエンス向上のための取り組みが推進されている25。物理的なインフラの堅牢性を担保し、信頼できる公式情報が常に被災地に到達する経路を維持することこそが、パニックに基づくミスインフォメーションの発生を抑制するための最も確実な予防策であるという認識が示されている。

8. 結論:持続可能な情報環境と民主主義の防衛に向けて

本報告書での分析が明白に示しているように、ミスインフォメーション、ディスインフォメーション、マルインフォメーションという「情報障害(MDM)」の三本柱は、単なる嘘やデマという言葉では到底括りきれない、複雑で多層的な社会病理である。「フェイクニュース」という政治的に汚染された過度に単純化されたラベルを脱却し、発信者の「危害を加える意図」と情報の「客観的な真実性」を峻別するフレームワークを社会全体で共有することは、この巨大な脅威に対処するための出発点に過ぎない1

意図的に社会を分断するディスインフォメーションは、選挙プロセスや民主主義の基盤に対する重大な安全保障上の脅威である。善意や不安から連鎖するミスインフォメーションは、公衆衛生の危機管理や災害時の救助活動を妨害し、人命に直接的な危険をもたらす。そして、真実を兵器化するマルインフォメーションは、リベンジポルノやドクシングに象徴されるように、特定の個人の尊厳を容赦なく破壊し、沈黙させるデジタル空間の暴力である。これらは決して、情報技術の進化に伴う一時的なバグではない。メディアビジネスの構造的疲弊、アルゴリズムによる人間の感情の搾取、そして我々自身の社会心理学的な脆弱性といった複合的な要因が見事に噛み合った「パーフェクト・ストーム」の必然的な産物なのである4

情報障害への処方箋は、特効薬が存在しない困難な道のりである。言論空間の健全性を確保するための国家権力による直接的な介入や監視は、常に検閲や表現の自由の不当な抑圧という全体主義的なリスクと背中合わせであり、マルインフォメーションの概念すらも言論統制の道具に転化し得る危険性がある11

真の解決に向けたアプローチは、単一の法規制やプラットフォーム企業のアルゴリズム調整だけで達成されるものではない。災害時における通信インフラの徹底的な強靱化による「情報の空白」の解消25、市民一人ひとりの批判的思考力と心理的レジリエンスを高めるプレバンキング手法を取り入れた動的なメディアリテラシー教育の義務化15、そして、政府や巨大企業から完全に独立したファクトチェック機関や調査ジャーナリズムに対する、持続可能かつ透明性の高い資金支援スキームの構築。これらを含む、全社会的なアプローチ(Whole-of-Society Approach)を長期にわたって忍耐強く、かつ統合的に推進していくことのみが、深く汚染された情報エコシステムを徐々に浄化し、民主主義と基本的人権の基盤を次世代へと継承するための唯一の現実的な手段である。

引用文献

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  2. Information disorder: Toward an interdisciplinary framework for research and policy making, 4月 27, 2026にアクセス、 https://edoc.coe.int/en/media/7495-information-disorder-toward-an-interdisciplinary-framework-for-research-and-policy-making.html
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  7. A PRIMER ON MISINFORMATION, MALINFORMATION AND DISINFORMATION – Edam, 4月 27, 2026にアクセス、 https://edam.org.tr/uploads/yukleme_resim/Report-Disinformation-Malinformation-Misinformation.pdf
  8. INFORMATION DISORDER – UTS, 4月 27, 2026にアクセス、 https://www.uts.edu.au/globalassets/sites/default/files/2022-12/id-report—web-compressed–6-december.pdf
  9. Claire Wardle – Researchers @ Brown, 4月 27, 2026にアクセス、 https://vivo.brown.edu/display/cwardle
  10. The Age of Information Disorder | DataJournalism.com, 4月 27, 2026にアクセス、 https://datajournalism.com/read/handbook/verification-3/investigating-disinformation-and-media-manipulation/the-age-of-information-disorder
  11. Mal-Information, the Anatomy of an “Information Disorder”, 4月 27, 2026にアクセス、 https://scholarworks.sjsu.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1090&context=secrecyandsociety
  12. How to identify misinformation, disinformation and malinformation – Cyber.gc.ca, 4月 27, 2026にアクセス、 https://www.cyber.gc.ca/sites/default/files/misinformation-mesinformation-itsap.00.300-en.pdf
  13. Misinformation, Disinformation & Malinformation: A Guide – Princeton Public Library, 4月 27, 2026にアクセス、 https://princetonlibrary.org/guides/misinformation-disinformation-malinformation-a-guide/
  14. Misinformation, Disinformation and Malinformation | CMHR, 4月 27, 2026にアクセス、 https://humanrights.ca/resource-guide/misinformation-disinformation-and-malinformation
  15. Understanding and Combating Misinformation: An Evolutionary Perspective – PMC – NIH, 4月 27, 2026にアクセス、 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11724212/
  16. Misinformation, Disinformation & Malinformation – Ontario County, 4月 27, 2026にアクセス、 https://www.ontariocountyny.gov/DocumentCenter/View/45607/10Truths-MDM-for-EIs?bidId=
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  20. Image-Based Abuse, Non-Consensual Pornography, Revenge Porn: A Study of Criminalization and Crime Prevention in Australia and En – International Journal of Cyber Criminology, 4月 27, 2026にアクセス、 https://www.cybercrimejournal.com/pdf/YarDrewVol13Issue2IJCC2019.pdf
  21. 国際比較を通じた日本人の偽・誤情報に対する意識と取り組むべき …, 4月 27, 2026にアクセス、 https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/mhri/consulting/articles/2022-k0032/index.html
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  25. 災害時の偽・誤情報への対応についても言及、令和6年版「情報通信 …, 4月 27, 2026にアクセス、 https://www.newton-consulting.co.jp/itilnavi/flash/id=7295
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  27. Nonconsensual Pornography, Political Scandals and a Warning for 2020 | Lawfare, 4月 27, 2026にアクセス、 https://www.lawfaremedia.org/article/nonconsensual-pornography-political-scandals-and-warning-2020
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  29. Cybercrime, Defamation and Democracy: An International Litigation Strategy – Kasey Clarke and Julia Peoples – FINAL, 4月 27, 2026にアクセス、 https://islp.org/wp-content/uploads/2023/06/Cybercrime-Defamation-and-Democracy_-An-International-Litigation-Strategy-Kasey-Clarke-and-Julia-Peoples-FINAL.pdf
  30. SOCIAL MEDIA: – Georgetown Law – Center on National Security, 4月 27, 2026にアクセス、 https://nationalsecurity.law.georgetown.edu/wp-content/uploads/2025/02/Social-Media-Report-Final.pdf

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