命題は原理を含む

◆ 命題は原理を含むが、同一ではない

以下のように整理できます:

概念命題原理
定義真偽を問える文思考体系や理論体系の根本命題
包含関係命題の一部が原理になることがある原理は命題の特殊なタイプ
「地球は丸い」も命題「矛盾律」も命題(かつ原理)

◆ 図式的に表すと:

命題(広義)
├── 通常の命題(例:「東京は日本の首都である」)
└── 原理(特別な命題:理論の根拠や基礎となる)
  • 命題全体が大きな集合とすると、原理はその部分集合です。
  • つまり、すべての原理は命題であるが、すべての命題が原理であるわけではない

◆ 補足:なぜこの区別が重要か?

  • 哲学や数学の体系を構築するとき、「どれが原理か(=証明の前提とするか)」を定めることで、その体系全体の構造が決まります。
  • 例:
    • ヒルベルトの幾何学では、「平行線公準」などの原理(公理)を明示し、その上で命題(定理)を積み上げていきます。

◆ 結論

命題は原理を含む
しかし、原理は命題の中でも特別な、体系の根幹をなすものです。