SVG

SVG(Scalable Vector Graphics)とは、XML(Extensible Markup Language)に基づいたベクター画像形式の一つで、主にウェブ上で使用される画像形式です。SVGの主な特徴として、次の点が挙げられます。

  1. スケーラブル(拡大・縮小しても画質が劣化しない)
    SVGはベクター形式の画像であるため、拡大・縮小してもピクセルのように荒れることなく、画質を保ったまま表示できます。これは、座標やパスなどの数値データで画像が表現されるためです。
  2. テキストで定義される
    SVGファイルはXML形式で記述され、テキストベースで定義されています。これにより、手作業でコードを編集したり、プログラムで生成したりすることが容易です。また、ブラウザで直接表示することができ、ウェブデザインやグラフィックスの一部として頻繁に利用されます。
  3. インタラクティブ性・アニメーション対応
    SVGはCSSやJavaScriptを使用して、アニメーションやインタラクティブな動作を実装することが可能です。これにより、動的なグラフィックコンテンツをウェブページ上で表現できます。
  4. 軽量でレスポンシブなデザインに適している
    SVGは画像ファイルのサイズが小さく、特にアイコンやロゴなどの簡素なグラフィックスに向いています。また、レスポンシブデザインにも適しており、異なる画面サイズや解像度に柔軟に対応できます。
  5. 検索エンジンにフレンドリー
    SVGはテキストデータなので、画像内のテキスト情報が検索エンジンによって認識されるため、SEO(検索エンジン最適化)にも役立ちます。

これらの特性から、SVGは現代のウェブデザインやインフォグラフィックス、アニメーションにおいて広く使われています。