連想配列

連想配列(れんそうはいれつ)とは、データをキーと値のペアで管理するデータ構造の一つです。一般的に「ハッシュマップ」「辞書」「マップ」などとも呼ばれます。

連想配列は以下のような特徴を持っています:

  1. キーと値のペア:各データはキーと値のペアで管理されます。キーはユニークであり、一意に特定される必要があります。
  2. 高速なデータアクセス:キーを使用して値に直接アクセスできるため、配列などと比べて高速にデータを取得することができます。
  3. 多様なキーの種類:整数や文字列など、さまざまなデータ型をキーとして使用できます。
  4. 柔軟なデータ管理:キーと値のペアを追加、削除、更新することが容易です。

使用例

例えば、Pythonでは連想配列は「辞書」として実装されています:

# Pythonの辞書(連想配列)の例
student_scores = {
    "Alice": 85,
    "Bob": 90,
    "Charlie": 78
}

# 値の取得
print(student_scores["Alice"])  # 85

# 新しいペアの追加
student_scores["David"] = 92

# 値の更新
student_scores["Bob"] = 95

# ペアの削除
del student_scores["Charlie"]

print(student_scores)
# 出力: {'Alice': 85, 'Bob': 95, 'David': 92}

このように、連想配列を使用することで、キーを使用して効率的にデータを管理および操作することができます。