cURLコマンドは、URLで指定されたリソースへのデータ転送を行うコマンドラインツールです。「Client URL」の略で、curl とも表記されます。
主な機能
- Webサイトのコンテンツ取得: URLを指定して、そのページのHTMLコードやテキストを表示できます。
- ファイルのダウンロード: リソースのURLを指定して、ファイルをダウンロードできます。
- ファイルのアップロード: PUTやPOSTメソッドを用いて、ファイルをサーバーにアップロードできます。
- HTTPリクエストの送信: GET、POST、PUT、DELETEなど、さまざまなHTTPリクエストを送信できます。
- APIとの通信: APIのエンドポイントURLを指定して、データの取得や送信ができます。
特徴
- 多様なプロトコルへの対応: HTTP、HTTPS、FTP、SMTP、POP3、IMAPなど、さまざまな通信プロトコルに対応しています。
- オプションの豊富さ: 認証、ヘッダー設定、データフォーマット変換など、さまざまなオプションを指定して、リクエストを詳細に制御できます。
- コマンドライン操作: スクリプトと組み合わせて、自動化や繰り返し処理に利用できます。
使用例
- Webサイトのコンテンツ表示:
curl https://www.google.com/
- ファイルのダウンロード:
curl -o example.txt https://example.com/example.txt
- ファイルのアップロード:
curl -X PUT -F "file=@example.txt" https://example.com/upload
- HTTPリクエスト送信:
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d '{"name": "John Doe"}' https://example.com/api/users
学習リソース
- cURLコマンドの使い方: https://curl.se/docs/tutorial.html
- 完全ガイド:Curlとは、使い方を完全に解説: https://www.freecodecamp.org/news/how-to-start-using-curl-and-why-a-hands-on-introduction-ea1c913caaaa/
- cURLを使ったスクレイピング: https://brightdata.jp/blog/%E5%90%84%E7%A8%AE%E3%81%94%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%96%B9%E6%B3%95/how-to-use-curl-for-web-scraping
関連コマンド
- wget: ファイルダウンロードに特化したコマンド
- httpie: HTTPリクエスト送信に特化したコマンド
補足
- cURLは、UNIX系OSだけでなく、Windowsでも利用可能です。
- cURLコマンドの詳細については、manページやオンラインマニュアルを参照してください。