YAMLは「YAML Ain’t Markup Language」の略で、構造化データやオブジェクトを文字列にシリアライズするためのデータ形式です。
日本語では「YAMLはマークアップ言語ではない」という意味になります。しかし、これは皮肉的な表現であり、実際にはYAMLはマークアップ言語の一種です。
YAMLは、XMLなどの他のマークアップ言語よりもシンプルで読みやすく、人間が理解しやすいように設計されており、設定ファイルやデータの保存、転送など、さまざまな目的に使用されています。
YAMLの特徴
- シンプルで分かりやすい:インデントとコロンを使ってデータ構造を表現するため、プログラミング言語の経験がなくても簡単に読み書きできます。
- 言語に依存しない:特定のプログラミング言語に依存しないため、さまざまな言語で利用できます。
- 拡張性が高い:独自のデータ型やタグを定義できるため、さまざまなニーズに対応できます。
YAMLの用途
YAMLは、さまざまな用途で使用されています。
- 設定ファイル:ソフトウェアやアプリケーションの設定情報を記述するのによく使われます。
- データの保存:構造化データを保存するのに使うことができます。
- データの転送:異なるシステム間でデータを転送するのに使うことができます。
YAMLの例
以下は、YAMLの例です。
YAML
name: John Doe
age: 30
address:
street: 123 Main Street
city: New York
state: NY
zip: 10001
この例では、name
、age
、address
というキーと値のペアで構成されています。
address
キーは、さらにstreet
、city
、state
、zip
というキーと値のペアで構成されています。
まとめ
YAMLは、シンプルで分かりやすく、さまざまな用途に使用できるデータ形式です。
設定ファイルやデータの保存、転送など、さまざまな目的に活用してみましょう。