モーダル

モーダルとは、ユーザーインターフェースにおける用語で、ユーザーが特定の操作を完了するまで、他の操作を受け付けない状態を指します。

具体的には、以下のような状況を指します。

  • モーダルウィンドウ:画面全体を覆うように表示されるウィンドウ。ユーザーがウィンドウを閉じたり、操作を完了するまで、他の操作を受け付けない。
  • モーダルダイアログ:ユーザーにメッセージを表示したり、入力を受け付けたりするためのウィンドウ。ユーザーがダイアログを閉じたり、操作を完了するまで、他の操作を受け付けない。
  • モーダル状態:特定の操作モードに入っており、ユーザーがその操作を完了するまで、他の操作を受け付けない状態。

モーダルは、ユーザーの注意を特定の操作に集中させるために使用されます。例えば、重要なメッセージを表示したり、危険な操作を実行する前に確認を求めたりする場合に有効です。

モーダルの種類

モーダルには、主に以下の2種類があります。

  • アプリケーションモーダル:アプリケーション全体がモーダル状態になる。ユーザーが操作を完了するまで、他のアプリケーションを使用することができない。
  • ウィンドウモーダル:特定のウィンドウのみがモーダル状態になる。ユーザーが操作を完了するまで、そのウィンドウ以外の操作は可能。

モーダルのメリット

モーダルには、以下のようなメリットがあります。

  • ユーザーの注意を集中させる:ユーザーが他の操作に気を取られることなく、特定の操作に集中できる。
  • 操作ミスを防ぐ:ユーザーが誤った操作をしてしまうことを防ぐことができる。
  • 重要な情報を強調する:重要なメッセージなどをモーダルウィンドウで表示することで、ユーザーの注意を引くことができる。

モーダルのデメリット

モーダルには、以下のようなデメリットもあります。

  • ユーザー操作を妨げる:ユーザーが他の操作をしたい場合、モーダル状態が解除されるまで待たなければならない。
  • 画面が煩雑になる:複数のモーダルウィンドウが同時に表示されると、画面が煩雑になり、ユーザーが混乱してしまう可能性がある。

モーダルの使い分け

モーダルは、状況に応じて使い分けることが重要です。

  • 重要なメッセージを表示したり、危険な操作を実行する前に確認を求めたりする場合には、モーダルウィンドウやモーダルダイアログを使用するのが有効です。
  • ユーザーが他の操作をしたい場合でも、すぐに操作を完了できるような場合には、モーダル状態を使用するよりも、他の方法でユーザーの注意を喚起する方が効果的です。

参考資料