ディスプレイの「白背景」と「黒背景」で目に届く光の量(輝度)が何倍違うか

「白背景」と「黒背景」で目に届く光の量(輝度)が何倍違うかという点は、ディスプレイの種類によって異なります。以下に、有機EL(OLED)と液晶(LCD)で分けて具体的に説明します。


1. 有機EL(OLED)モニターの場合

  • 白背景:すべてのピクセルが発光 → 画面全体の輝度が最大に近づく
  • 黒背景:ピクセルが完全にオフ → 光量はゼロに近い

結果:

白:黒 ≒ 数百倍(理論上は無限倍)
※ 黒が完全に「0カンデラ/m²(cd/m²)」の場合、比較不可能なほど差が開きます。


2. 液晶モニター(LCD)の場合

  • 白背景:バックライト全開+液晶でほぼ透過 → 最大輝度(例:300〜400 cd/m²)
  • 黒背景:バックライトは点灯したまま+液晶が遮光 → 輝度は数〜十数 cd/m²程度

結果:

白:黒 ≒ 10倍〜50倍程度(液晶性能による)

特に安価な液晶では、黒が灰色に見えることもあり、実際にはかなりの光が漏れています。


補足:スマホやノートPCのバッテリー持続時間にも差が出る?

  • OLED:白背景UIはバッテリー消費が激しい(最大2倍程度差が出る)
  • LCD:バッテリー差はあまり出ない(常にバックライトが点灯しているため)

結論:

  • OLED:光量の差は「数百倍」〜理論上「無限倍」
  • LCD:光量の差は「10〜50倍」程度