前提となる問い:
「時間効率を重視する現代人にとって、地上波テレビはなぜ魅力を失ったのか?」
広告が「時間のムダ」を感じさせる
日本の民放テレビでは、1時間番組あたり約12〜15分がCM。これは全体の**約25%が“非本編”**で構成されていることを意味します。
たとえば:
- 1時間のドラマ → 実質45分
- バラエティ → テロップ・煽りV・繰り返し演出で内容が薄い
YouTubeの最大9分広告ですらまだマシに思えるのは、この構成的なムダにあるのです。
演出のテンポが遅い
「このあとすぐ!」「衝撃の結末とは?」といった煽り演出や、同じ映像のリピート、スタジオの無意味なリアクションなど、時間稼ぎ型の構成が多く見られます。
これは「視聴率稼ぎ」と「尺調整」のためですが、視聴者から見ればタイパを著しく下げる構造的要因です。
受動的すぎるメディア
テレビは「流れてくるものを見る」メディアです。YouTube、TikTok、Netflixなどのように自分のニーズで選べないため、欲しい情報やコンテンツに直行できないのです。
また、巻き戻しや倍速再生も制限されており、視聴の自由度はきわめて低い。
現代の「情報コスト感覚」に合っていない
現代の視聴者(特にZ世代やミレニアル)は、「知識」や「娯楽」に対してもROI(投資対効果)の感覚を持っています。
地上波テレビはそのROI(時間投資に対する満足度)が致命的に低い。
結論:タイパを重視する人にとって、地上波テレビは「コスパ以前に時間がムダ」
視聴スタイルが選択型・倍速型・要点型に移行するなかで、地上波テレビは「最もレガシーな時間消費メディア」となっています。
もはや「BGM代わり」や「高齢者の習慣消費」としての意味しか残っていないとも言えるでしょう。



