🌐 まずは“使われる領域”で俯瞰
| 用語 | 主に使われる分野 | 目的・意味 |
|---|---|---|
| 属性(Attribute) | DB、統計、BI、分析全般 | データの性質(列のこと) |
| カラム(Column) | DB、CSV、Excel | 表の“列”そのもの |
| 変数(Variable) | 統計、数学、プログラミング | 値が変わるもの、または代入される記号 |
| プロパティ(Property) | プログラミング、UI、オブジェクト指向 | オブジェクトの持つ“性質・状態” |
| 指標(Metric / Indicator) | BI、KPI、経営 | 評価・判断の軸となる集計された数値 |
| 特徴量(Feature) | 機械学習、モデル構築 | 予測に使うために整えた変数 |
| 軸(Axis) | グラフ、可視化、EDA | 可視化上の縦横(x/y)軸。変数を配置する座標 |
🧱 コア構造:「元データを中心とした整理」
① カラム(Column)
データ表(表形式、表計算)の「列」。物理的な見た目のこと。
- 最も“物理的”な用語
- Excel / CSV / DataFrame などで、「左から右に並ぶ」情報の単位
- プログラマー/エンジニアがよく使う
- データベースでは「フィールド(field)」と呼ばれることも
📌 例:age, purchase_date, gender など、表の1列
② 属性(Attribute)
「そのデータが持つ意味のある性質」。通常、1列 = 1属性と対応する。
- カラムよりも“意味重視”の言い方
- 「この人の年齢は?」「この商品にはどんな属性がある?」というような文脈で使われる
- データ構造やオブジェクト思考的な視点にも使われる
📌 例:商品の属性 → カテゴリ、価格、色、在庫状況など
③ 変数(Variable)
値が「変わり得る」もの。数式やコード上で操作対象になる。
- 統計やプログラミングで最も使われる概念
- 属性とほぼ同義の場面も多いが、分析では 目的変数・説明変数 という使い分けが明確
- 数学では「x」「y」などの記号、プログラムでは
let age = 29;のように使う
📌 例:y = ax + b の x, y
📌 統計:目的変数 = 売上、説明変数 = 広告費、来店数など
④ 特徴量(Feature)
モデルに渡すための“学習可能な変数表現”。
- 機械学習では、属性や変数を「モデルがわかる形」に変換したもの
- 加工・前処理が加わっている(例:ビン分割、正規化、ラベルエンコーディング)
- 予測/分類に寄与する情報の単位
📌 例:age → 年齢カテゴリ購入日 → リピート間隔テキスト → 単語出現頻度(Bag of Words)画像 → CNNで抽出されたベクトル特徴
📈 分析・評価に関わる構成
⑤ 指標(Metric / Indicator)
「評価・意思決定のために作られた数値」
- 多くは「集計 or 計算」された派生値
- 数値でありながら、意味が込められている(売上、CVR、LTV など)
- KPIやダッシュボードで使われる
📌 例:
売上合計、再訪率、平均注文単価、広告ROI
→ どれも“判断に使う数値”
🧮 プログラミング/構造視点
⑥ プロパティ(Property)
オブジェクトが持つデータ的な状態。
- オブジェクト指向の用語:
user.nameのnameがプロパティ - WebやUIでもよく使う(CSSのcolor, fontなどもプロパティ)
- プログラム内の属性 ≒ プロパティ
📌 例(JSやPythonなど):
class Customer:
def __init__(self, name, age):
self.name = name # ← プロパティ
📊 可視化・グラフ視点
⑦ 軸(Axis)
グラフでデータを“表現するための空間の座標”
- x軸/y軸に「属性」や「指標」「変数」がマッピングされる
- 1つの変数に複数の軸(2D/3Dなど)も可能
- 「縦軸は何を表してるの?」→ これは「軸」の話
📌 例:
- 横軸:月別
- 縦軸:売上(単位:万円)
- z軸(3D):店舗カテゴリ
📌 まとめ:全体対応マトリクス
| 用語 | 実体 | データ処理段階 | 使用分野 | 対象 | 例 |
|---|---|---|---|---|---|
| カラム | 物理 | 生データ | DB, Excel, CSV | 列 | age, gender |
| 属性 | 概念 | 生データ | DB, BI, UX | 情報の性質 | 商品カテゴリ、価格帯 |
| 変数 | 数式/記号 | 数学的分析 | 統計, プログラム | 操作対象 | x, y, z |
| 特徴量 | 加工後変数 | 学習前処理 | 機械学習 | 入力要素 | 年齢カテゴリ、平均間隔 |
| 指標 | 意味づけられた数値 | 結果表示 | BI, 経営 | KPI | LTV, 月次売上 |
| プロパティ | オブジェクトの構成要素 | プログラム | OOP, UI | データの状態 | user.name, CSSのcolor |
| 軸 | 可視化空間 | 表現 | グラフ・EDA | 見せ方 | x軸 = 月、y軸 = 売上 |
✅ 補足:どれが正しいかではなく「文脈が違う」
- 「属性」と「変数」は意味の視点と操作の視点
- 「カラム」と「属性」は表現の視点と意味の視点
- 「特徴量」はモデル視点
- 「指標」はビジネス視点
- 「軸」は可視化・ストーリーテリング視点
- 「プロパティ」はオブジェクト構造・UI視点
🧠 もし一言で区別すると…
| 用語 | 一言で言えば… |
|---|---|
| 属性 | データの意味 |
| カラム | 表の“列” |
| 変数 | 数学・コード上の操作対象 |
| 特徴量 | モデル用の変数 |
| 指標 | 判断基準になる数値 |
| プロパティ | オブジェクトの状態 |
| 軸 | グラフ上の位置づけ |



