ねえ、みんな!もし君がとびきりおいしいクッキーを作ったとしたら、どうする?ただ自分で食べるだけじゃもったいないよね。たくさんの人に食べてもらって、「おいしい!」って喜んでもらいたくない?
実は、その「どうやったらたくさんの人に喜んでもらえるか」を考えるのが、マーケティングなんだ!
マーケティングは、難しそうに聞こえるけど、実はとっても簡単。君が作ったクッキーを、ほしい人に届けるための方法を考えることなんだよ。
さあ、一緒にクッキーを例にして、マーケティングの5つのステップを見ていこう!
ステップ 1:誰に食べてもらいたい? (ターゲット選び)
まず、どんな人が君のクッキーを好きになってくれるかな?
- 小学生の友達?
- 甘いものが大好きな女の子?
- それとも、健康に気を付けているおじいちゃん、おばあちゃん?
例えば、チョコレートたっぷりのクッキーなら、甘いもの好きの小学生が喜びそうだよね。もし、砂糖が少なくて体に良いクッキーなら、健康に気を付けている人が喜んでくれるかも。
誰に食べてもらいたいかを最初に決めることが、とっても大切なんだ。これをターゲット選びって言うんだよ。
ステップ 2:どこで会える? (場所選び)
次は、クッキーを好きになってくれそうな人たちが、どこにいるかを考えよう!
- 学校の近く?
- お祭りやイベント?
- 公園?
- それとも、インターネット?
例えば、運動が大好きな子どもたち向けのクッキーなら、運動場の近くで売るのがいいかもしれないね。お年寄り向けのクッキーなら、お年寄りがよく集まる公園や、おじいちゃんおばあちゃんのお家が集まる場所がいいかも。
ターゲットの人たちがよく行く場所を選ぶと、クッキーを見つけてもらいやすくなるんだ。これを場所選びって言うんだよ。
ステップ 3:どうやって伝える? (宣伝方法)
さあ、次はクッキーのことをみんなに知らせる方法を考えよう!
- カラフルなポスターを作る?
- お友達に直接「おいしいよ!」って伝える?
- ちょっとだけ試食してもらう?
- かっこいいキャッチフレーズ(覚えやすい言葉)を考える?例えば、「世界一サクサクのチョコチップクッキー!」とかね。
大切なのは、ターゲットの人たちに合わせた伝え方をすること。子どもたちには、楽しくてワクワクするような伝え方がいいね。大人には、丁寧に説明する方がいいかもしれない。これを宣伝方法って言うんだ。
ステップ 4:いくらで売る? (値段決め)
クッキーの値段を決めるのも、とっても大事なことだよ。
- 高すぎると、誰も買ってくれないかも。
- 安すぎると、材料のお金が足りなくなっちゃう。
ちょうどいい値段だと、お客さんも嬉しいし、君もクッキーを売って、また新しいクッキーを作るためのお金が手に入るよね。
値段を決めるときは、
- 材料にいくらかかったか
- 他のクッキーはいくらで売られているか
- ターゲットの人たちはいくらなら買ってくれるか
を考えるんだ。これを値段決め(価格設定)って言うんだよ。
ステップ 5:売ってからが本番! (改善)
クッキーを売ったら、それで終わりじゃないんだ。お客さんの声を聞くのが、とっても大切!
- 「おいしかった?」
- 「どこが好きだった?」
- 「もっとこうしてほしい」
って聞いてみよう。
例えば、「もう少し甘い方がいい」って言われたら、次は砂糖を少し増やしてみよう。「小さくて食べやすい」って言われたら、その大きさを続けよう。
お客さんの声を聞いて、どんどんクッキーを良くしていくんだ。これを改善って言うんだよ。
まとめ
マーケティングって、難しそうに聞こえるけど、実は
- 誰に (ターゲット)
- どこで (場所)
- どうやって (宣伝)
- いくらで (値段)
- 売ってからどうするか (改善)
を考えることなんだ。お店やテレビで見るCMも、全部このマーケティングの一部なんだよ。
君も、何かを作ったり、誰かに何かを伝えたいときは、この5つのステップを思い出してみてね!