チャットボットの外部利用機能比較:NotebookLM, Claude Project, ChatGPT(GPTs)

観点NotebookLM (無料版)NotebookLM Plus (有料版)Claude ProjectChatGPT (GPT-4 Turbo/GPTs)
API経由利用なし企業向け有料プランでAPI利用可能(詳細は今後発表) 有料プランでAPI利用可能APIが提供され、開発者向けに利用可能(有料)
非登録ユーザー利用不可(Googleアカウント必須)不可(Googleアカウント必須)不可(アカウント登録必須)不可(OpenAIアカウント登録が必要)
企業/組織での共有同一Googleドメイン内での共有(最大50名程度)柔軟な共有設定が可能。組織内外でアクセス権を厳密に管理 個人利用向け。組織利用は有料プランで拡張可能共有リンク等で企業向けシステムに組み込む形で利用可能
共有機能(チャットのみの共有)共有するとアップロードした全ソースが閲覧可能「チャットのみの共有」機能により、生成されたチャット(対話ログ)のみを共有し、元のソースは非表示 通常の共有機能のみ(元ファイルの閲覧制限は設定不可)基本的にチャット形式のみ(元データはそもそも存在しない)
料金無料Google Workspace/Cloud経由で月額約20ドル~(企業向け)※個人向け有料版は2025年初頭提供予定 無料版と有料版(月額約20ドル~)無料版とPlus版(約20ドル/月)
アカウント単位の利用制限ノートブック作成数最大100、共有人数に制限ありノートブック作成数最大500、利用制限が緩和無料版は1日あたりの利用量に制限あり、有料版で拡張可能アカウント毎に利用。無料版は利用量に制限あり
ファイル数 (1ノートブックあたり)最大50ソース最大300ソースに拡張無料版:1チャットあたり最大5ファイル、有料版で増加主にテキスト入力中心(ファイルアップロードは限定的)
ファイルボリューム1ファイルあたり最大200MB、最大50万語対応同上の上限が実質5倍の容量で利用可能無料版:約30MB/ファイル、有料版で拡張の可能性主にテキスト入力(Code Interpreterの場合は約100MB)
利用範囲・利用制限アップロードされたファイルは共有設定により閲覧可能共有設定により「チャットのみの共有」が可能。アクセス権を持つユーザー以外には元のソースは表示されない アップロードファイルは生成目的で内部利用、共有設定で管理ファイルアップロードは生成支援目的のみ、共有はチャットのみ

【補足】
NotebookLM Plus の「チャットのみの共有」機能
 この機能では、共有する際にノートブック全体ではなく、AIとのチャット部分(自動生成された要約、議事録、回答など)のみを共有対象に設定できます。これにより、アップロードした元のドキュメントやソースファイルは、共有先ユーザーからは閲覧できなくなります。組織外との共有リスクを抑え、情報の秘匿性を維持しながらAIが生成したアウトプットだけを共有できるため、特に機密性が求められる環境で有用です。

他のプラットフォームとの比較
 Claude Project では、現在のところ共有機能は一般的な共有設定のみで、アップロードファイル自体を隠す専用機能は提供されていません。また、ChatGPT(GPT-4 Turbo/GPTs)は、そもそもチャット形式のみで利用されるため、ファイルアップロードやその共有という概念が存在せず、結果として「チャットのみの共有」のような機能は不要となっています。

このように、NotebookLM Plus は企業や教育機関など、機密性の高い情報管理を求めるユーザー向けに、チャットのみの共有という独自の機能でセキュリティと利便性を両立している点が特徴です。