GitとGitHubを導入するための手順を、順番にわかりやすく説明します。まずはGitをパソコンにインストールし、次にGitHubにアカウントを作成し、連携する方法を紹介します。
1. Gitの導入方法(パソコンにインストール)
Windowsの場合
- Git公式サイト にアクセス。
- 「Download for Windows」ボタンをクリックして、インストーラーをダウンロード。
- ダウンロードしたインストーラーを開いて、セットアップウィザードに従いインストールします。インストール中のオプションは基本的にデフォルトのままでOKです。
- インストールが終わったら、コマンドプロンプト(またはGit Bash)を開き、以下のコマンドを入力して、Gitが正しくインストールされたか確認します。
git --version
正しくインストールされていれば、Gitのバージョンが表示されます。
macOSの場合
- ターミナルを開きます(
Command + Space
で検索して「ターミナル」と入力)。 - ターミナルに以下のコマンドを入力してGitをインストールします。
git --version
Gitがインストールされていない場合、インストールを促されるので、指示に従ってインストールします。Xcode Command Line Toolsのインストールが必要になる場合もあります。
Linuxの場合
- ターミナルを開き、以下のコマンドを入力してGitをインストールします(Ubuntuの場合)。
sudo apt update
sudo apt install git
- インストールが終わったら、
git --version
コマンドで正しくインストールされているか確認します。
2. GitHubのアカウント作成
- GitHub公式サイト にアクセスします。
- 右上の「Sign up」ボタンをクリックし、アカウントを作成します。
- ユーザー名: あなたの好きな名前を入力します(あとで変更可能)。
- メールアドレス: 使用するメールアドレスを入力。
- パスワード: 安全なパスワードを設定します。
- メールアドレスの確認メールが届くので、リンクをクリックしてアカウントを確認します。
3. GitとGitHubの連携
- Gitの初期設定
Gitをインストールした後、以下のコマンドを使ってGitに自分の名前とメールアドレスを登録します。これは、コードに変更を加えた時に誰が変更を行ったか記録するためです。
git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email "あなたのメールアドレス"
- SSHキーを作成してGitHubと連携
GitHubに安全にアクセスするため、SSHキーを作成してGitHubに登録します。
- SSHキーの作成(ターミナルやGit Bashを使います):
ssh-keygen -t ed25519 -C "あなたのメールアドレス"
生成中に「Enter file in which to save the key」などと表示されたらEnterキーを押してデフォルトの設定で進みます。パスフレーズも必要に応じて設定します。 - SSHキーをコピー:
以下のコマンドでSSHキーをクリップボードにコピーします(macOSやLinuxの場合):cat ~/.ssh/id_ed25519.pub
Windowsでは、エクスプローラーでid_ed25519.pub
ファイルを開いて内容をコピーできます。 - GitHubにSSHキーを登録:
GitHubのアカウントにログインし、右上のアイコンをクリックして「Settings(設定)」に移動します。左側のメニューから「SSH and GPG keys」を選び、「New SSH key」ボタンをクリックして、コピーしたSSHキーを貼り付けます。
- GitHubリポジトリをクローン
GitHubのリポジトリ(プロジェクトのデータ集)を自分のパソコンにダウンロードするには、以下のようにします。
- GitHub上でリポジトリのページにアクセスし、「Code」ボタンをクリックして、表示されるURLをコピーします(SSHのものを選ぶのがおすすめです)。
- ターミナルで以下のコマンドを入力して、リポジトリをクローンします。
git clone git@github.com:ユーザー名/リポジトリ名.git
まとめ
- Gitのインストール: Git公式サイトからダウンロードし、インストール後に設定。
- GitHubアカウント作成: GitHub公式サイトで無料アカウントを作成。
- GitとGitHubの連携: SSHキーを使って安全にリポジトリにアクセス。
これでGitとGitHubを使う準備が整います。