ステータスコードとエラーメッセージの違い

ステータスコードとエラーメッセージは、両方ともWeb通信における重要な要素ですが、それぞれ異なる役割を果たしています。以下にその違いを説明します。

ステータスコード (Status Code)

  • 定義: HTTPレスポンスにおける3桁の数値コード。
  • 役割: サーバーからクライアントに対して、リクエストの結果を示すために使用されます。
  • 範囲と例:
  • 1xx: 情報 (例: 100 Continue)
  • 2xx: 成功 (例: 200 OK)
  • 3xx: リダイレクト (例: 301 Moved Permanently)
  • 4xx: クライアントエラー (例: 404 Not Found)
  • 5xx: サーバーエラー (例: 500 Internal Server Error)
  • 利用方法: クライアント(例えば、WebブラウザやAPIクライアント)がリクエストに対してどう対処すべきかを決定するために使用されます。

エラーメッセージ (Error Message)

  • 定義: 人間が読める形式のメッセージ。
  • 役割: エラーの詳細を提供し、開発者やユーザーに問題の原因を理解させるために使用されます。
  • :
  • “Page not found” (ステータスコード404に対応)
  • “Internal Server Error” (ステータスコード500に対応)
  • 利用方法: エラーのトラブルシューティングを行う際に役立ちます。開発者はエラーメッセージを見てコードのどの部分で問題が発生したのかを特定しやすくなります。

違いのまとめ

  • ステータスコードは機械的な応答を提供し、クライアントが次に取るべきアクションを示します。
  • エラーメッセージは、エラーの内容を人間に説明するための情報を提供します。

このように、ステータスコードとエラーメッセージは互いに補完し合いながら、エラー処理を効果的に行うための役割を果たしています。