REST APIとOpenAPIの関係は?

REST APIとOpenAPIの関係は、

1. REST APIはWebサービスの設計思想、OpenAPIはその記述仕様

2. OpenAPIはREST APIを記述するための言語

3. OpenAPIを使うと、REST APIを簡単に設計・共有・利用できる

詳細:

REST API:

  • Webサービスを構築するための設計思想
  • HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETEなど)とURIを使ってリソースの操作を定義
  • 軽量で柔軟、多くのWebサービスで採用

OpenAPI:

  • REST APIを記述するための言語(JSONまたはYAML)
  • エンドポイント、パラメータ、レスポンスなど、APIのインターフェースを詳細に記述
  • 人間と機械が読みやすいフォーマット
  • ツールを使って、APIドキュメントの自動生成、テスト、クライアントライブラリの生成などを行える

関係性:

  • OpenAPIはREST APIを記述するための言語
  • OpenAPIを使うと、REST APIを簡単に設計・共有・利用できる

例:

  • あるWebサービスで、ユーザー情報を取得するREST APIがあるとします。
  • このAPIをOpenAPIで記述すると、以下のようになります。
openapi: 3.0.0
info:
  title: ユーザー情報取得API
  version: 1.0.0
paths:
  /users:
    get:
      summary: ユーザー情報を取得
      responses:
        200:
          description: 成功
          content:
            application/json:
              schema:
                type: object
                properties:
                  id:
                    type: integer
                    description: ユーザーID
                  name:
                    type: string
                    description: ユーザー名
  • この記述から、APIの以下の情報がわかります。
    • エンドポイント: /users
    • メソッド: GET
    • リクエストパラメータ: なし
    • レスポンスコード: 200
    • レスポンスボディ: ユーザー情報(JSON形式)

メリット:

  • 設計: API設計書の作成が容易になる
  • 共有: APIの仕様を簡単に共有できる
  • 利用: ツールを使って、APIドキュメントの自動生成、テスト、クライアントライブラリの生成などを行える

ツール:

まとめ:

  • OpenAPIはREST APIを設計・共有・利用するための強力なツール
  • API開発を効率化したい場合は、OpenAPIの使用を検討する

参考: