JSONとYAMLは、どちらも構造化データを文字列にシリアライズするためのデータ形式です。
JSON
- JavaScript Object Notationの略。
- 軽量で汎用性の高いデータ形式。
- データ構造を表現するのに {}, [] などの記号を使用。
- 言語に依存しない。
- 機械が読みやすい。
YAML
- YAML Ain’t Markup Languageの略。
- 人間が読みやすいように設計されたデータ形式。
- インデントとコロンを使ってデータ構造を表現。
- 独自のデータ型やタグを定義できる。
- 言語に依存しない。
主な違い
項目 | JSON | YAML |
---|---|---|
データ構造 | {}, [] | インデントとコロン |
可読性 | 機械 | 人間 |
拡張性 | 低い | 高い |
データ型 | 限定的 | 豊富 |
使い分け
- 機械間でデータをやり取りする場合は、JSONの方が適している。
- 人間が編集する設定ファイルなどを作成する場合は、YAMLの方が適している。
例
JSON
{
"name": "John Doe",
"age": 30,
"address": {
"street": "123 Main Street",
"city": "New York",
"state": "NY",
"zip": "10001"
}
}
YAML
name: John Doe
age: 30
address:
street: 123 Main Street
city: New York
state: NY
zip: 10001
まとめ
JSONとYAMLは、どちらも構造化データを文字列にシリアライズするためのデータ形式です。
それぞれの特徴を理解して、目的に合ったデータ形式を選択することが重要です。