
本って、ただ知識が書いてあるものではありません。
本は、頭の中にインストールするアプリです。
スマホにアプリを入れるとできることが増えますよね。
それと同じで、本を読むと
- 考え方が変わる
- 判断が変わる
- 行動が変わる
つまり、自分の中に新しい機能が追加されるのです。
■ なぜ「アプリ」なのか?
アプリは一度作ると、世界中の人が使えます。
本も同じです。
作者が作った考え方やノウハウが、
読者の頭の中で実行されていく。
作者は別のことをしていても、
その本(=アプリ)は、読者の思考の中で動き続けます。
だから本は私にとって、
未来の読者に配布する“思考アプリ”
です。
■ 「行動をコンパイルする」って何?
コンパイルとは、コンピュータが動けるように
人間の書いたプログラムを機械語に変えることです。
本の場合はこうなります。
| プログラム世界 | 本の世界 |
|---|---|
| コードを書く | 文章を書く |
| コンパイル | 読者が理解する |
| 実行 | 行動が変わる |
作者が書いた考え方(=コード)は、
読者の頭の中で理解(=コンパイル)され、
現実の行動として実行される。
つまり、
本は“行動が生まれる仕組み”を配るアプリ
なんです。
■ 人間はコンピュータと違う。だから本は強い
もちろん、人間はただの機械ではありません。
感情も迷いもあります。友人や社会の影響も受けます。
でも、それでも
言葉は、考え方と選択を変える力がある
だから、本というアプリは
心と頭の両方に働きかけるプログラムなのです。
■ まとめ
本を書くとは、
未来の誰かの頭の中に考え方のアプリを届けること。
本とは、
知識のパッケージであり
判断の仕組みであり
未来の行動を生むソフトウェア
です。
あなたがもし、文章を書くことがあれば、
こう思ってみてください。
この言葉は、読む人の中でどんなアプリになるだろう?
その視点が、文章を強くします。


