1. 序論:地図の本質と目的
地図は、我々の世界を理解し、航行し、情報を伝達するための基本的なツールである。単に地表を縮小して表現したものを超え、地図は選択、抽象化、記号化という複雑なプロセスを経て作成される地理空間情報のコミュニケーション媒体である。本章では、地図の基本的な定義、空間情報を伝達するツールとしての役割、そして地図作成に固有の抽象化と記号化の概念について概説する。
1.1 地図の定義:縮小された現実以上のもの
地図とは、地球の表面全体またはその一部を、一定の縮尺に従って縮小し、記号や文字、その他の視覚的要素を用いて平面上に表現した図である 1。この定義は、地図作成(カルトグラフィー)に内在する、選択、単純化、記号化という核心的なプロセスを強調している。例えば、1は「一定の割合で縮小し、記号・文字などを用いて平面上に表した図」と述べている。現実をそのまま縮小コピーするのではなく、地図は現実世界から情報を抽出し、それを解釈可能な形に変換する抽象化の産物である。
英語圏では、「map」(陸図)、「chart」(海図・湖沼図)、「plan」(小地域の詳細な大縮尺図)といった用語が区別して用いられるが、日本語ではこれらを包括して「地図(ちず)」という用語が一般的に使用される 1。この言語的なニュアンスは、地図が取り得る多様な形態と機能を示唆している。
1.2 空間情報を伝達するコミュニケーションツールとしての地図
地図は、言葉だけでは効率的に、あるいは全く伝達不可能な複雑な空間情報を伝えるための強力な手段である 1。位置や場所、空間的関係性に関する情報を共有するための「コミュニケーションツール」として機能する 2。2は、「地図は現実世界を抽象化・記号化したものであり、空間情報を伝えるコミュニケーションツールと位置付けられる」と述べており、これは地図が複雑な現実を理解可能な形式に翻訳する役割を担っていることを強調している。コミュニケーションツールとしての地図の有効性は、その構成要素の明瞭さと適切さに大きく依存する。
1.3 地図作成における固有の抽象化と記号化
地図は現実世界をそのままトレースするのではなく、特徴的な要素を抽出し、抽象化し、記号化する 2。このプロセスには、「転位(てんい)」や「総描(そうびょう)」といった地図編集技法が用いられる 2。例えば、地図上の道路の線幅は実際の道路幅を縮尺通りに表現したものではなく、記号的な表現である 2。同様に、「樹木に囲まれた居住地」のような表現は、定性的な景観イメージを図式化によって表現するものである 2。
この抽象化は、地図が情報を明確に提示し、利用者を不必要な詳細で圧倒することを避けるために不可欠である。地図製作者(カルトグラファー)の技術は、理解を促進するために現実をいかに効果的に抽象化するかにかかっている 2。しかし、この抽象化のプロセスは単に技術的なものではなく、より深い哲学的基盤を持つ。地図製作者が何を含め、何を除外し、どのように地物を表現するかという決定は、本質的に価値判断を伴い、地図の目的や製作者の視点を反映する。例えば、2と2は、地図が現実世界の「抽象化」および「記号化」であり、直接的な縮小コピーではないと述べている。2は、地図製作者が「現実世界を脳内で再現しやすいようにいかに抽象化するかに注力してきた」と言及しており、これは認知的かつ解釈的なプロセスを示唆している。「転位」や「総描」といった地図編集技法 2 は、明瞭性のために現実を意図的に変更する選択が行われていることを示している。これらの選択には基準が存在し、その基準はしばしば地図の目的や対象読者と結びついている。したがって、「抽象化」は中立的なプロセスではなく、意図によって導かれるものであり、現実の特定の側面を他の側面よりも強調したり、偏りを導入したりする可能性がある。この理解は、地図利用者が提示された情報を批判的に評価し、地図製作者が空間認識を形成する上で持つ力と責任を意識するために極めて重要である。
2. 主要な地図構成要素:地図の骨格
本章では、ほとんどの地図に共通して見られ、その解釈に不可欠な基本的な構成要素について詳述する。これらの要素は、地図が効果的に情報を伝達するための骨格を形成する。
2.1 タイトル(標題 – ひょうだい):地図の主題と範囲の特定
タイトルは、読者が地図上で最初に目にする要素であり、地図の内容、地理的範囲、そして時には主題や目的を簡潔に記述する 3。新聞の見出しのように機能し、地図が何であるかについての最初のアイデアを与える 3。明確で記述的なタイトルは、即時の理解にとって極めて重要であり、利用者がその地図が自身のニーズに関連しているかどうかを判断するのに役立つ。例えば、「2023年東京都区部人口密度図」のようなタイトルは、単に「東京の地図」とするよりもはるかに情報量が多い。歴史的な地図、例えば伊能図では、タイトルが作成者ではなく受領者によって付けられることもあったと4は記しており、これは標準化における進化を示している。
2.2 凡例(はんれい):地図記号の解読
凡例は、地図上で現実世界の地物を表現するために使用される記号、色、パターンの意味を説明する 3。利用者が地図の記号言語を理解することを可能にする「辞書」のように機能する 3。凡例がなければ、地図記号は意味をなさず、地図は判読不能となる 3。これにより、抽象化され記号化された情報 2 が正しく解釈されることが保証される。通常、凡例にはアイコンや色・パターンの見本と共に、それらが何を表すかのテキスト記述が含まれる(例:「病院」を示す特定のアイコンや「河川」を示す青い線) 3。6は、「凡例がない場合、地図に描かれているものが何を意味するのか分からず、地図の価値はゼロになってしまいます」と強調している。
2.3 縮尺(しゅくしゃく):地図上の距離と実距離の関係
縮尺は、地図上の距離と地上の対応する距離との比率を示す 1。縮尺の表現方法にはいくつかある 3。
- 言葉による縮尺(例:「1センチメートルは1キロメートルに相当」): ほとんどの利用者にとって理解しやすい。
- 代表分数(RF)(例:1:25,000 または 1/25,000): 単位なしで比率を表し、その精度から経験豊富な利用者に好まれる。分母は「縮尺分母」と呼ばれる。
- グラフィックスケール(スケールバー): 地上の距離が記された線または棒で、地図が拡大・縮小されても正確性が保たれる。
縮尺の選択は、表現される詳細度に直接影響する 3。
- 大縮尺地図(例:縮尺分母が1:50,000またはそれより小さい): より小さな地域を詳細に表示する(例:個々の家屋)。
- 小縮尺地図(例:縮尺分母が1:1,000,000またはそれより大きい): より広大な地域を少ない詳細で表示する。 地上の距離は、地図上の距離に縮尺分母を掛けることで計算できる(地上距離 = 地図上の距離 × 縮尺分母) 3。提示される詳細のレベルは縮尺と密接に関連しており、小縮尺地図(広域)は大縮尺地図(狭域)よりも本質的に詳細度が低い 3。
2.4 方位(ほうい / 方位記号 / コンパスローズ):方向の指示
方位記号、通常は北を示す矢印またはコンパスローズは、地図上の北、そしてそれによって南、東、西の方向を示す 3。これにより、利用者は地図を周囲の環境と対応させ、地物間の空間的関係を方向の観点から理解することができる 3。慣例的に北が上部に配置されることが多いが、常にそうであるとは限らないため、明示的な指示記号が不可欠である 7。伊能図の「方位線」4は、方向情報の重要性に関する歴史的な理解を示している。
2.5 経緯線(けいいせん)と座標系:位置の基準
経緯線は、緯度を示す平行線と経度を示す子午線のネットワークであり、地球上の位置を特定するための参照グリッドを提供する 3。これにより、正確な位置特定が可能になり、地図を他の空間データと統合することができる。また、利用者の空間的な向き付けを助ける 3。地図の境界に沿って座標が示されることも多い 3。伊能図にも「太い墨線の経緯線」が描かれていたが、その有無は図によって異なった 4。
2.6 出典(しゅってん)と作成日(さくせいび):地図の文脈情報
出典情報は、地図作成に使用されたデータソース、地図製作者または発行機関、そして作成日またはデータ取得日に関する情報を提供する 3。これは、地図の信頼性、正確性、最新性を評価するために極めて重要である 3。古い地図は現在の状況を正確に反映していない可能性がある(例:50年前の地図に描かれた道路や家屋はもはや存在しないかもしれない)。出典を知ることは、情報を検証したり、更新情報を求めたりするのに役立つ 3。6は、「発行者、作成年月日、測量方法、図法、位置情報など」を「整飾」の一部として含めている。
2.7 図郭(ずかく / マップボーダー / フレームライン):図示範囲の定義
図郭は、図示される領域、そして時にはその他の欄外情報を囲む線または線の集合である 3。地図の内容を周囲から明確に区切る 7。これにより、地図に整然とした明確な縁が与えられ、主要な地図内容と補助情報が分離される。経緯線が使用される場合、座標はしばしば図郭に沿って見られる 3。6は「整飾とは地図の枠である図郭を表示して…」と述べている。
これらの主要な地図構成要素は、単独で機能するのではなく、相互に依存し合うシステムを形成している。一つの要素の有効性は、しばしば他の要素の存在と明瞭性に依存する。例えば、凡例 3 は地図本体(図郭 3 によって定義され、特定の縮尺 3 で地物を表示する)内で使用される記号を説明するため、地図本体がなければ凡例は抽象的なものとなる。縮尺 3 は記号化された地物間の距離測定を可能にするが、これらの地物の意味は凡例によって与えられる。経緯線 3 は絶対的な位置情報を提供するが、その解釈は地図の投影法(第3章で詳述)の理解に依存し、投影法自体が地図全体での縮尺や方位(方位記号 3)の振る舞いに影響を与える。タイトル 3 は他のすべての要素の文脈を設定し、これらの要素が集合的に記述している地理的領域と主題を示す。出典と作成日情報 3 は、描写されたすべての情報とその表現の信頼性に関するメタコンテクストを提供する。したがって、地図デザインには包括的なアプローチが必要であり、一つの重要な構成要素が欠けていたり、誤解を招くものであったり、他の要素とうまく統合されていなかったりすると、地図全体の機能が損なわれる可能性がある。これは8で言及されている「見て理解するためのシステム」を強調する。
さらに、今日「主要」要素と考えられているこれらの構成要素が一貫して含まれ、標準化された形式で提示されるようになったのは、地図作成の進化の結果である。歴史的な地図は、これらすべてを備えていなかったり、異なる方法で提示したりすることがある。例えば、伊能図に関する4と4の記述では、タイトルが受領者によって追加されることがあり、凡例や経緯線の有無も様々であったことが示されている。これは、これらの要素が標準的であるという現代の期待 3 とは対照的である。伊能忠敬のような体系的な測量や大量印刷技術の発展が、より広範な利用可能性と一貫した解釈を保証するために、地図構成要素の標準化に貢献したと考えられる。つまり、「主要」要素は時代を超越した絶対的なものではなく、地図コミュニケーションを改善するために時間をかけて形成された合意を反映している。この歴史的視点は、これらの要素がなぜ現在不可欠と見なされているのかについての理解を豊かにする。
以下の表2.1は、本節で議論された主要な地図構成要素とその主要な機能をまとめたものである。
表2.1:主要な地図構成要素とその主要機能
| 構成要素 | 主要機能 | 主要な設計上の考慮事項/影響 |
| タイトル(標題) | 地図の主題、地理的範囲、目的を簡潔に特定する | 明確さ、簡潔さ、関連性。読者の第一印象を形成する。 |
| 凡例 | 地図記号、色、パターンの意味を説明する | 包括性、明瞭性、記号と説明の明確な対応。地図の可読性の鍵。 |
| 縮尺 | 地図上の距離と実世界の距離との比率を示す | 表現方法(言葉、RF、グラフィックバー)の適切性、地図の用途に応じた縮尺の選択(大縮尺vs小縮尺)。詳細度と測定精度に影響。 |
| 方位記号 | 地図上の北(および他の主要方位)を示す | 明瞭な表示、特に北が上でない場合の必須性。空間的方向づけを可能にする。 |
| 経緯線/座標系 | 地理的位置を特定するための参照グリッドを提供する | 精度、間隔の適切性、投影法との関連性。正確な位置特定と空間分析を支援。 |
| 出典/作成日 | データソース、作成者、作成時期を示し、地図の文脈を提供する | 情報の透明性、信頼性、最新性の評価に不可欠。 |
| 図郭(境界線) | 図示範囲を定義し、地図内容を他の情報から分離する | 明確な境界、他の欄外情報との調和。地図の視覚的なまとまりに寄与。 |
3. 表現の基盤:地図投影法(図法 – ずほう)
本章では、地球の三次元表面を二次元の地図に変換するための基本的な概念である地図投影法について解説する。これは、地図がどのように現実を表現するかの根幹をなす。
3.1 課題:球体の平面化
地図投影法とは、地球の球面(またはその一部)を平面(地図)上に系統的に変換する方法である 1。地球は回転楕円体(具体的には、赤道半径が極半径よりも長い「扁平回転楕円体」11)であり、この曲面を何らかの歪みなしに平面上に表現することは数学的に不可能である 9。10は、ミカンの皮を剥く例えを用いてこの固有の問題を説明している。「球体であったミカンの皮を剥くと、平面になります」が、それは引き裂かれ、きれいな長方形にはならない。
3.2 不可避な歪み:地図製作者のジレンマ
すべての地図投影法は、以下の空間的特性の一つ以上に歪みを生じさせる。
- 形状(角度): 地物の見た目。
- 面積: 地域の相対的な大きさ。
- 距離: 点間の測定値。
- 方位: ある点から別の点への方向。
1の各資料は、これらの特性すべてを同時に完全に保持することは不可能であることを強調している。地図投影法は、地図の特定の目的にとってどの特性を最も重要として保持するかに基づいて選択され、必然的に他の特性の歪みを受け入れることになる 10。
3.3 主要な投影法の分類と特性
3.3.1 正角図法(せいかくずほう):局所的な形状と角度の保持
- 特性: 地図上の狭い範囲では地物の真の形状が保持され、角度(例えば緯線と経線の交差角度)は局所的に正しく表現される 1。
- 歪み: 面積は歪み、特に標準線(歪みのない線)や投影中心から離れるにつれて著しくなる。距離も一般に正しくない 9。
- 代表例:メルカトル図法は有名な正角図法である。等角航路(一定方位を保つ航路)が直線で表現されるため、航海に優れている 10。しかし、高緯度地域の面積を著しく拡大する(例:グリーンランドがアフリカより大きく見える)10。ウェブマッピングで一般的に使用されるウェブメルカトル図法はこれに基づいているが、地球を球体として扱うため、完全な正角図法ではない 9。
- 用途: 航海図、天気図、角度関係が重要な用途。
3.3.2 正積図法(しょうせきずほう):面積の保持
- 特性: 地図上の任意の地物の面積が、地球上での実際の面積に比例する 1。
- 歪み: 形状、角度、縮尺は、特に中心や標準線から離れるにつれて歪む 9。
- 代表例:
- モルワイデ図法: 分布図用の世界地図によく用いられる楕円形の図法 10。中・高緯度に適している 10。
- サンソン図法: 正弦曲線の子午線を持つ。低緯度地域に適している 10。平行線と中央子午線に沿った距離を保持する。
- グード図法(ホモロサイン図法): 大陸の形状の歪みを減らすために、低緯度にサンソン図法、高緯度にモルワイデ図法を組み合わせた断裂のある合成図法 10。世界的な分布を示すのに優れている 10。
- ランベルト正積方位図法: 大陸や半球の地図に使用される 11。
- 用途: 分布を示す主題図(例:人口密度、資源分布)、統計地図 10。
3.3.3 正距図法(せいきょりずほう):特定地点から、または特定線に沿った距離の保持
- 特性: 地図上の1点または2点から他のすべての点への縮尺が正しいか、すべての子午線または緯線に沿った縮尺が正しい 11。すべての距離が正しいわけではない点に注意が必要である。
- 歪み: 面積と形状は一般に歪む 12。
- 代表例:
- 正距方位図法: 投影の中心点からの距離と方位が正しい 10。中心からの大圏航路は直線で表される。国連の旗はこの図法を北極中心で使用している 10。
- 正距円筒図法(プレートカレ図法): 緯線と経線は等間隔の直線である。すべての子午線と標準緯線(通常は赤道)に沿った距離が正しい 11。緯度経度の読み取りに適している 11。
- 用途: 航空路計画(正距方位図法)、簡易世界地図、索引図。
3.3.4 方位図法(ほういずほう):中心点からの方位の保持
- 特性: 地図上のすべての点が、投影の中心点からの真のコンパス方位(アジマス)を持つ 10。中心を通る大圏は直線で表される。
- 歪み: 縮尺と面積の歪みは中心から離れるにつれて増加する。形状の歪みも著しくなることがある。
- 代表例: 天頂図法、正射図法、ランベルト正積方位図法、正距方位図法など。(注:一部の方位図法は他のカテゴリにも属する。例:正距方位図法は正距図法でもある)。
- 用途: 極域図、航海(天頂図法では大圏航路が直線)、地球の透視図(正射図法)。
3.3.5 その他の投影法の種類/考慮事項
- 円筒図法、円錐図法、平面図法(方位図法): これらは、地球が投影される展開可能な曲面の種類を表す 11。例えば、メルカトル図法は円筒図法である。
- ボンヌ図法: 擬円錐正積図法の一種で、中緯度の大陸や小地域の地図に適している 10。
3.4 投影法の選択:目的に基づく決定
投影法の選択は、地図の意図する用途と図示される地理的領域によって決定される 3。例えば、世界的な航空路を示す世界地図は、主要なハブを中心とした正距方位図法が適している。異なる国の面積を測定するための地図は、正積図法が必要となる。航海図はしばしばメルカトル図法を使用する。[3 (section 9.9)]は、利用者がその特性や他の地図との比較可能性を評価できるように、地図に投影法名を追記することを強調している。
投影法の選択は単なる技術的な決定ではなく、地政学的および知覚的な影響を及ぼし得る。それは、視聴者が異なる地域の相対的な大きさ、重要性、関係性をどのように理解するかに影響を与える。例えば、10は、冷戦時代にメルカトル図法がソビエト連邦の領土を過大に表現するのを避けるために、国連の旗が正距方位図法を採用したと明確に述べている。「冷戦の時代、メルカトル図法で地図を表すとソ連の領土が大きく表現されすぎるため、この図法を採用したと言われています」。また、12と10は、メルカトル図法がグリーンランドをアフリカなどと比較して不均衡に大きく見せることを強調している。これらの例は、投影法が意図的または非意図的に、大きさ、ひいては世界の重要性や力の認識を歪める可能性があることを示している。メルカトル図法がその面積の歪みにもかかわらず長年にわたり教室で広範に使用されてきたことは、高緯度諸国の大きさを過大評価する形で多くの人々のメンタルマップを形成した可能性が高い。したがって、地図の構成要素、特に基盤となる投影法は、情報の中立的な伝達手段ではなく、我々の世界理解を積極的に形成する。これは、地図製作者が投影法を賢明に選択する責任と、地図読者がその影響を批判的に認識する必要性を強調する。
さらに、投影法はその主要な保持特性(形状、面積、距離、方位)によって分類されるが、広く使用されている多くの投影法は「妥協型」投影法であり、単一の特性を完全に保持するのではなく、視覚的に許容できる、または一般的に有用な地図を作成するために歪みのバランスを取ろうとするものである。すべての特性を完全に保持することは不可能であるという基本的な問題がある 9。ロビンソン図法やヴィンケル図法(資料には明示されていないが、地図学では一般的な知識)のような投影法は、ある特性を完全に保持する代わりに他の特性を犠牲にするのではなく、すべての特性にわたる極端な歪みを最小限に抑えることによって、世界地図に「見栄えの良い」外観を提供するために設計されている。カテゴリ内でもバリエーションがある。例えば、9は、ウェブメルカトル図法が球体仮定のために完全には正角ではないと指摘している。多数の投影法が存在すること(12はArcGISが約70種類、約6400の座標系をサポートしていると述べている)は、さまざまなニーズに対する最適な解決策を見つけるための継続的な努力を示しており、その多くはトレードオフのバランスを取ることを含んでいる。したがって、汎用世界地図にとって「完璧な」投影法はめったに存在しない。多くの投影法が妥協の産物であることを理解することは、利用者が地図表現のニュアンスを理解し、視覚情報を絶対的な真実として誤解することを避けるのに役立つ。
以下の表3.1は、主要な地図投影法ファミリー/例を比較したものである。
表3.1:主要な地図投影法ファミリー/例の比較
| 投影法名/ファミリー | 主要保持特性 | 主要な歪み | 代表的な用途 | 視覚的特徴(例:長方形、楕円形) |
| メルカトル図法 | 正角(局所的形状) | 高緯度での面積が著しく拡大、極は表現不可 | 航海図、ウェブ地図(ウェブメルカトル) | 長方形 |
| モルワイデ図法 | 正積(面積) | 周辺部での形状の歪み | 主題世界地図(分布図) | 楕円形 |
| サンソン図法 | 正積(面積)、中央子午線と緯線上の距離は正しい | 高緯度での形状の歪み | 低緯度地域の主題図 | 正弦曲線状の子午線 |
| グード図法(ホモロサイン) | 正積(面積) | 海洋部で断裂、形状は比較的良好 | 主題世界地図(大陸の分布図) | 断裂した複合形状 |
| 正距方位図法 | 中心からの距離と方位 | 中心から離れると面積と形状が歪む | 航空路図、極地方図、無線通信図 | 円形 |
| 正距円筒図法 | 子午線と標準緯線上の距離 | 高緯度での面積と形状の歪みが大きい | 簡易世界地図、緯度経度読み取り用 | 長方形 |
| ランベルト正積方位図法 | 正積(面積)、中心からの方位は正しい | 中心から離れると形状と距離が歪む | 大陸・半球の統計地図 | 円形 |
4. 地図の視覚言語:記号、色彩、文字
本章では、地図が地理的事象を表現し情報を伝達するために、記号、色彩、文字から構成される視覚言語をどのように使用するかを探求する。
4.1 地図記号(ちずきごう):地図の語彙
地図記号は、地図上で現実世界の物体(例:建物、道路)や抽象的な概念(例:人口密度)を描写するために使用される図形表現である 2。これらは、現実を地図の視覚的物語に翻訳する「語彙」である。
地図記号は、その形状によって点、線、面の3種類に大別される 1。
- 点記号: 都市を示すドット、病院を示すアイコン、測量点を示す三角など、離散的な場所にある地物を表す 13。伊能図の例では、○宿場、●郡界標、☆天測地点などがある 4。
- 線記号: 道路、河川、鉄道、境界線、等高線など、線状の地物を表す 13。鉄道の例は15にある。14は道路、鉄道、河川、等高線を挙げている。
- 面記号: 森林、湖沼、国、異なる土地利用区分など、ある範囲を覆う地物を表す 13。14は森林、水面、市街地を挙げている。
これらの記号は、表現するデータの種類(質的か量的か)によって、その視覚的特性(形状、大きさ、色相、明度など)が使い分けられる。質的(名義的)データは、地物の種類を区別するために、形状、色相、パターンなどが異なる記号で表現される(例:学校、病院、警察署に異なるアイコンを使用)。ここでは、ベルタンの「選択的」変数である形状や色相が鍵となる 16。一方、量的データは、大きさや強度を表すために、大きさ、明度(明るさ/暗さ)、テクスチャの密度などが変化する記号で表現される(例:より大きな都市にはより大きな円、より高い人口密度にはより暗い陰影)。ここでは、ベルタンの「順序的」および「量的」変数である大きさと明度が使用される 16。18は、都市の人口を表すために大きさを使用することについて論じている。
歴史的な例として、伊能図では「地図合印(ちずごういん)」と呼ばれる記号が、宿場(○)、郡界(●)、城(□)、神社、寺院などに用いられた 4。これらの記号の存在と完全性は、地図の詳細度と「完成度」を示していた 4。これは、記号化への初期の体系的なアプローチを示している。現代の地図、特に公式の地形図は、大きさや線の太さなどが精密に定義された標準化された記号セット(図式 – ずしき)に依存している 14。これにより、一貫性と曖昧さのない解釈が保証される。
4.2 色彩(しきさい):識別と強調
色彩は、地物を区別し、質的な違いを示し、量的な変化(例:階級区分図)を表現し、現実感を高め、地図全体の美観と判読性を向上させるために使用される強力な視覚変数である 14。
色彩の使用原則は、表現するデータの種類と密接に関連している 16。
- 色相(しきそう): 異なる色(例:赤、青、緑)は、通常、名義的(質的)データに対して、種類の違いを示すために使用される(例:異なる土地利用タイプ)19。
- 明度(めいど): 色の明るさや暗さ(濃淡)の変化は、順序データや量的データに対して、順位や大きさを示すために使用される(例:値が高いほど濃い色合い)16。
- 彩度(さいど): 色の鮮やかさや純度。明度と組み合わせて量的差異を示すためにも使用できる。
歴史的には、地図はしばしば3色刷り(黒:地物、茶:等高線、青:水域)であった 14。現代の地図では、4色プロセス印刷(CMYK)が一般的に使用され、網点の掛け合わせにより、はるかに広範な色彩とより洗練された視覚表現が可能になっている 14。これにより、以前は不可能だった「多色表現」が実現した 14。現代の日本の地形図の例では、建物は橙色、高速道路は緑色、国道は赤色、都道府県道は黄色で着色されている 14。特定の色彩には慣習的な連想がある(例:青は水、緑は植生)14が、これらは文化によって異なる場合がある。色彩はまた、心理的な効果も持つ(例:暖色は進出色、寒色は後退色)21。伊能図では、山地は緑、水面は水色、砂浜は黄色または橙色、測線は朱色といった明確な色彩が使用され、色彩は主要な視覚的特徴であった 4。
4.3 文字と注記(ちゅうき):ラベル付けと説明
地図上の文字(ラベル、タイトル、注記、凡例内の説明など)は、記号や色彩だけでは伝えきれない不可欠な情報を提供する。地物を特定し、特性を説明し、文脈を与える 4。内容は、地名(トポニミー)、地物名(例:河川、山岳)、行政単位名、数値データ(例:標高、水深)、説明注記などを含む 4。
地図作成におけるタイポグラフィは、判読性と視覚的階層にとって極めて重要である 8。
- フォント選択: 伝統的にはセリフ体(例:Times New Roman, Garamond)が権威と様々な縮尺での判読性を提供した 23。現代のデジタル地図では、画面上でのレンダリングの明瞭さからサンセリフ体(例:Helvetica Neue, Open Sans, Roboto)が主流である 23。
- サイズ: 地物の重要性や種類に応じて変化し、視覚的階層を作り出す。より重要な地物にはより大きなサイズが用いられる(例:国名 > 都市名 > 町名)23。判読性のために最小文字高が指定されることも多い 24。
- ウェイト: 太字、標準、細字といったウェイトも階層性に寄与する(例:主要ラベルに太字)23。
- スタイル: イタリック体はしばしば水部地物に用いられる 23。
- 色: 文字色は背景との十分なコントラストが必要である 23。
- 配置: 地図を乱雑にすることなくラベルを地物と関連付けるために重要。点、線、面に対するラベル配置規則が存在する 23。
- スペーシング: 文字間隔や単語間隔は判読性に影響する 23。
- 階層性: タイポグラフィのバリエーション(サイズ、ウェイト、スタイル)は集合的に視覚的階層を確立し、読者の注意を最も重要な情報へと導く 8。 伊能図では、地名は墨で書かれ、沿岸部と内陸部で特定の慣習があり、郡名や国名には異なる枠スタイルが用いられた。書体そのものが「良い地図」の証であった 4。
地図記号と色彩は、記号論的システムとして機能する。そこでは、図形的な記号(記号表現)が、現実世界の現象や概念(記号内容)と恣意的または図像的に結び付けられる。このシステムの有効性は、学習された慣習と地図デザインの内部的一貫性に依存する。2は地図を「抽象化と記号化」と述べ、3は凡例を「辞書」と呼んでおり、これは言語のような構造を示唆している。記号(点、線、面)と色彩は、この言語の「単語」である。それらの意味は、慣習(例:水は青)によって、または凡例で明示的に定義される。都市を示す点や森林を示す特定の緑色の濃淡の選択は、記号論的な選択である。一部の記号は図像的(森林を示す木の記号)であり、他はより抽象的(都市を示す円)である。ベルタンの視覚変数(第7章、16からの引用)に関する議論は、これらの図形記号が異なる種類の意味(名義的、順序的、量的)を符号化するためにどのように変化させられるかに直接関連している。地図を理解することは、この視覚的記号システムを学習することを含む。一貫性のない、または不適切に選択された記号/色彩は、書記言語における不正確な文法や語彙と同様に、誤解を招く可能性がある。これはまた、地図リテラシーが学習されたスキルであることを意味する。
地図上のタイポグラフィの決定、特にラベルの配置は、確立された地図作成の慣習(例:点の右上へのラベル配置)、美的魅力(乱雑さを避け、視覚的バランスを確保する)、そして最優先されるべき判読性の間で複雑なバランスを取ることを伴う。23は、位置決めやスペーシングを含む地図作成タイポグラフィの様々な側面を詳述し、「明瞭性、判読性、情報密度」を目指している。これらすべてを同時に達成することは困難である。例えば、配置規則を厳密に守ると、密集地域でラベルが重なり、判読性が低下する可能性がある。GISにおける自動ラベル配置アルゴリズム(現代のデジタルマッピングの文脈から示唆される)はこの解決を試みるが、最適な結果を得るためにはしばしば手動での調整が必要であり、これはタスクの複雑さを示している。目標は、ラベルがその地物と明確に関連付けられていることを保証しつつ、「一貫した視覚的リズム」23を作り出すことである。これには、ルールベースの決定と並んで、しばしば芸術的な判断が必要となる。地図上の文字は単なる注記ではなく、グラフィックデザインの不可欠な部分である。不適切なタイポグラフィは、他の点ではうまくデザインされた地図を使用困難にする可能性がある。これは、科学者/地理学者でありグラフィックデザイナーでもあるという地図製作者の役割を強調する。
5. 地図のレイアウトと補助的情報要素(整飾 – せいしょく)
本章では、地図の解釈、文脈付け、利用を助けるために、通常、地図の欄外または主要な地図領域の周囲に見られる要素について議論する。「整飾(せいしょく)」という用語は、地図を判読可能かつ完全なものにするために、これらの必要な情報(しばしば図郭の外側に配置される)を整えることを指す 6。
5.1 挿入図と位置図(キーマップ):文脈と詳細の提供
- 定義と目的:
- 挿入図(そうにゅうず): より大きな地図領域内に含まれる小さな地図で、多くの場合、副領域をより大きな縮尺(より詳細に)で示したり、関連するが地理的に離れた領域(例:アメリカ合衆国の地図におけるアラスカとハワイ)を表示したりするために使用される 7。26は「特定の場所や地域に関するより詳細な情報を提供するために、より大きな地図内に含まれる小さな地図」と定義している。
- 位置図(いちず / キーマップ): しばしば挿入図として、主要な図示領域の位置を理解するのに役立つように、より広範な地理的文脈を示す小さな地図(例:詳細な都市図が国のどの部分を表しているかを示す)7。30は「位置図の唯一の仕事は、何かがどこにあるかを示すことである」と述べている。29は「特定の地理的領域の位置を、より大きく、おそらくより馴染みのある文脈の中で示すために使用される」と述べている。
- 重要性: 複雑な部分を拡大表示したり、全体像を把握するために縮小表示したりすることで、主要な地図を乱雑にすることなく理解を深める 26。利用者が主要な地図を自身の「内的参照枠」または「メンタルマップ」内に位置づけるのに役立つ 29。
- 種類と例 26:
- ヨーロッパの挿入図を含む世界地図。
- 主要都市の挿入図を含む州地図。
- 特定の遊歩道の挿入図を含む国立公園地図。
- 位置図の設計上の考慮事項 28:
- 単純さ: 非常にシンプルに保ち、不可欠な文脈のみを示す。
- 対象読者: 読者がすでに何を知っているかを考慮する。
- 投影法: 主要な地図とは異なる投影法を使用できる。正射図法は地球儀のような表示によく用いられる。
- 文字: 最小限の文字で、多くの場合レイアウトテキストとして追加される。
- 用途: 教育(新しい地域の文脈付け)、インタラクティブアプリケーション(Googleマップのナビゲーション補助)、商業(事業所の位置表示)29。
5.2 地図索引と地名集:地物の検索
- 定義と目的:
- 地図索引(ちずさくいん): 地図上に示された地名や地物のアルファベット順リストで、通常、それらを検索するためのグリッド参照やページ番号が付いている 31。31は「地図帳の地名索引はページ番号とそのページの地図内の矩形グリッド番号で示される」と述べている。
- 地名集(ちめいしゅう / ガゼッティア): 地図や地図帳と共に使用される地理的辞書または名簿で、場所に関する情報(座標など)、物理的特徴、社会統計などを含む 33。33は「地名集は、地図や地図帳と組み合わせて使用される地理的索引または辞書である」と定義している。
- 機能: 地図上または一連の地図/地図帳内の特定の場所や情報を効率的に検索し、取得することを容易にする。
- 地名集の種類 33:
- 世界地名集: 国のアルファベット順リストと統計情報。
- 短縮形地名集: 地名と座標のリスト(地図帳の索引に多い)。
- 記述的地名集: 詳細なテキスト記述、歴史など。
- 主題的地名集: テーマ別の場所リスト(例:漁港)。
- デジタル地名集 33: デジタル版は、空間史やリンクトオープンデータにとって極めて重要であり、地名、その異形、歴史情報を地理的位置に結び付ける。場所の複雑で動的な特性を時間とともにモデル化できる 34。
5.3 地図全体のデザイン、バランス、および「整飾」
- 整飾(せいしょく): 地図を判読可能かつ完全なものにする要素(タイトル、凡例、縮尺、方位記号、出典など)の総称 6。6は「整飾していない地図は見ることが出来ても読むことはできません」と述べている。これらの要素は、しばしば欄外または主要な地図の周囲に配置される 7。
- バランス 8: 地図要素(主要地図、タイトル、凡例、挿入図など)をページ上に配置し、調和の取れた視覚的に安定した構成を実現することを指す。各要素の視覚的な重みと方向を考慮することを含む。
- 図と地の関係 8: 地図を知覚的に主要な主題(図)と背景(地)に整理すること。コントラストや他の視覚変数の効果的な使用がこれを達成するのに役立つ。
- 視覚的階層 8: 読者の目を導き、最も重要な情報を強調するための要素の配置。これは、地図内の地物と欄外情報の配置の両方に適用される。
挿入図、位置図、索引のような補助的要素は単なる追加物ではなく、主要な地図と共生関係にある。これらは、縮尺と詳細のトレードオフを管理したり、内容をよりアクセスしやすくしたりすることで、主要な地図の有用性を高める。主要な地図はその縮尺によって制限され、すべての詳細レベルを同時に示すことはできない。挿入図 7 は、複雑な領域の拡大図を提供することでこれに対処し、主要な地図の主要縮尺を変更することなく詳細を伝える能力を拡張する。位置図 7 はより広範な文脈を提供し、(大縮尺で馴染みがないかもしれない)主要な地図を既知のより大きな地域内で理解可能にする。索引と地名集 31 は、主要な地図(または地図帳)内の情報を検索可能かつアクセスしやすくし、その実用的な価値を高める。したがって、これらの補助的要素は、主要な地図の伝達機能を直接サポートし、増強する。効果的な地図作成デザインは、これらの要素が情報を効率的に提供するためにシステムとしてどのように連携するかを考慮する。レイアウト(「整飾」6)は、このシステムを編成することに関するものである。
伝統的な索引/地名集が紙の地図/地図帳に結びついた静的なリストであったのに対し、デジタル地名集は、多様な歴史的、文化的、地理的情報を結び付けることができる動的でリンク可能な知識ベースであり、単一の地図の限界を超える。伝統的な地名集は、地図に付随する地理的辞書または索引として記述されている 33。34は、デジタル地名集が「特定の場所に関連付けられた名前、空間的フットプリント、およびその他の特性を記録」し、「空間史にとって不可欠なリソース」であることを強調している。それらは「名前の付いた空間エンティティを相互に、そして現代の場所と容易に接続でき、特定された場所にテキスト、イベント、人物、または他の場所に関する情報を注釈付けすることを容易にする」。これは、単純な検索ツールから、地図自体が地名集の豊富な情報から動的に生成される可能性のある、豊かで相互接続されたデータベースへの移行を示唆しており、地名集が静的な地図の単なる付録であるのとは対照的である。リンクトオープンデータ 34 への重点は、より広範な情報ネットワークにおけるそれらの役割をさらに示している。したがって、「地図索引」の概念は著しく進化している。デジタル地名集は、人文科学研究とデータ統合のための強力なツールになりつつあり、地図自体が静的な地図の付属物ではなく、地名集の豊富なデータから動的に生成される場合がある。
6. 地図の種類と特徴的な構成要素
本章では、汎用地図と主題図を区別し、それぞれの明確な目的が構成要素の選択と強調にどのように影響するかを明らかにする。
6.1 汎用参照図(一般図 / 例:地形図):包括的な地理的目録
- 目的: ある地域の多様な自然および人工地物をバランス良く表現し、一般的な地理参照として機能する 35。「そこには何があるか?」という問いに答える。
- 典型的な構成要素と情報密度 35:
- 具体的な地物の正確な位置と表現に重点を置く:地形(等高線による)、水系(河川、湖沼)、交通網(道路、鉄道)、集落、境界、主要建造物、植生。
- 情報密度が高く、包括的な描写を目指す。
- 標準化された記号(図式 – ずしき)が明瞭性のために不可欠である 14。
- 縮尺、方位、経緯線、凡例といった主要要素は常に重要である。
- 例: 国土地理院発行の地形図など。35は国土地理院の1:25,000および1:50,000地形図に言及している。
6.2 主題図(しゅだいず):特定の主題またはデータ分布への焦点
- 定義と目的: 特定の主題またはデータセット(例:人口密度、降雨量、選挙結果、疾病発生状況)の空間分布、パターン、または関係を示すために設計される 35。「この特定のもののパターンはここではどうなっているか?」という問いに答える。
- 情報表示 36:
- 特定の主題に焦点を当て、多くの場合、この主題データを単純化されたベースマップ(地理的文脈を提供する)に重ねて表示する。
- 主題が際立つように、ベースマップの地物はしばしば抑制される。
- 質的または量的データを表現できる。36は、主題に関連する「いつ、どこに、誰が、何を、なぜ、どのように、どのくらい」を示すことができると述べている。
- 一般的な主題図作成技法とその構成要素のニーズ 18:
- 階級区分図(コロプレス図): 地域(例:国、州)が統計変数に比例して陰影付けまたはパターン化される。
- 主要構成要素: 凡例における明確な階級区分、適切な色彩進行(例:値が増加するにつれて明るい色から暗い色へ 18)、正規化されたデータ(例:密度、割合、パーセンテージであり、生の数ではない 18)。
- 出典: 18。
- 比例記号図: 記号(多くは円または四角)が、点または地域内で発生するデータ値に比例して拡大縮小される。
- 主要構成要素: 記号の大きさが値とどのように関連するかを示す凡例、重なりや不明瞭化を避けるための慎重なスケーリング 18。
- 出典: 18。
- ドット密度図: ドットを使用して地物の量を表す。各ドットは特定の値を表す。ドットの配置は実際の位置または代表的な位置であり得る。
- 主要構成要素: 1つのドットの値を示す凡例、慎重に選択されたドットの大きさと密度。
- 出典: 37。
- ヒートマップ: 連続的な色のグラデーション(ホットスポット)を使用して発生の密度または集中を示す。
- 主要構成要素: 強度を示す凡例における明確なカラーランプ。
- 出典: 36(例として言及)、37。
- カルトグラム: 地図の形状または空間が変数を伝えるために歪められる(例:人口によって国の面積が拡大縮小される)。
- 主要構成要素: 歪みの明確な説明、比較のためにしばしば参照地図が必要。
- 出典: 37。
- 等値線図(とうちせんず): 等しい値の点を結ぶ線(例:標高の等高線、気圧の等圧線)。(35で地形図上の地形表現方法として言及されているが、原理は主題データにも適用される)。
- 主要構成要素: ラベル付けされた等値線、明確に示された間隔。
- 例 36: ハザードマップ、天気予報図、人口分布図、土地利用図、土壌図、植生図。
主題図作成において、ベースマップ(地理的文脈を提供する)は単なる受動的な背景ではなく、主題オーバーレイをサポートし、競合しないように、その詳細度と視覚的顕著性を慎重に調整する必要がある能動的な構成要素である。主題図は特定の主題に焦点を当てる 35。この主題は通常、海岸線、境界線、主要河川などを示すベースマップの上に表示され、方向付けを提供する。ベースマップが詳細すぎたり、視覚的に騒がしかったりする(例:強い色、多くのラベル)と、主題情報を不明瞭にし、図と地の関係の原則 8 に違反する可能性がある。ArcGIS Proに関する18のチュートリアルでは、ベースマップをカスタマイズし、よりシンプルにし、ブレンドモードを使用して主題データを補完すること(例:色の変更、陰影起伏の微妙な追加)について論じている。したがって、ベースマップの構成要素(独自の記号、色、文字)のデザインは、主題図全体のデザインにおける重要な考慮事項である。効果的な主題図作成には、主題とベース間の「対話」が必要である。地図製作者は、文脈にとってどのベース要素が不可欠であり、主題メッセージを強化するためにそれらをどのようにレンダリングするかを決定しなければならない。
多くの量的集計主題図(特に階級区分図)にとって、データ正規化(例えば、生の計数を率や密度に変換する)のプロセスは、地図のメッセージと妥当性に深く影響を与える、重要ではあるが見えない「構成要素」である。18のArcGIS Proチュートリアルは、「これを修正するためには、通常、数値を率や比率に変換してデータを正規化することが重要です…正規化のポイントは、比較が意味を持つように値を標準スケールに変換することです」と明確に述べている。これは州別の人口をマッピングする文脈での記述である。階級区分図で生の人口計数をマッピングすると、より大きな地域が密度に関係なくより大きな計数を持つ傾向があるため、誤解を招く。何によって正規化するか(例えば、人口密度のための面積、パーセンテージのための総人口)の選択は、記号化の前に行われる重要な分析的決定である。凡例や縮尺バーのような地図上の目に見える要素ではないが、この正規化の結果は、記号化される値を直接決定する。したがって、主題図の完全性は、しばしば、データが視覚的に表現される前の適切な統計的取り扱いに依存する。地図利用者はこのことを認識し、データの処理方法に関する情報(おそらく注記や出典引用の中にある)を探すべきである。なぜなら、それは地図の知的構築の重要な構成要素だからである。
以下の表6.1は、汎用参照図と主題図の主な違いをまとめたものである。
表6.1:汎用参照図と主題図の主な違い
| 特徴 | 汎用参照図 | 主題図 |
| 主要目的 | 多様な地物の位置と特性に関する包括的な地理的参照を提供する | 特定の主題やデータセットの空間分布、パターン、関係性を示す |
| 情報焦点 | 広範な種類の物理的および文化的特徴(地形、水路、交通網、集落、境界など) | 特定のテーマ(人口、気候、土地利用、疾病など) |
| データタイプ | 主に定性的(地物の種類)、一部定量的(標高など) | 定性的または定量的(主題による) |
| 代表的な縮尺範囲 | 全範囲(大縮尺から小縮尺まで) | 主題と分析の範囲に応じて広範(例:詳細な地域のハザードマップから世界的な気候図まで) |
| 主要構成要素の強調 | 地物の正確な位置と詳細な描写、標準化された記号、凡例、縮尺、方位、経緯線 | 主題データの明確な視覚化、主題を強調するためのベースマップの単純化、主題に特化した凡例、データ分類と正規化の適切性 |
| 例 | 国土地理院地形図、道路地図帳 | 人口密度図、天気図、地質図、選挙結果図、ハザードマップ |
7. 地図構成要素のための高度な地図作成デザイン原則
本章では、明確さ、アクセシビリティ、効果的なコミュニケーションを保証するために、地図構成要素の効果的なデザインと使用を支える、より高度な理論的概念と実践的考慮事項について掘り下げる。
7.1 ベルタンの視覚変数:グラフィックの文法
フランスの地図製作者ジャック・ベルタンは、地図上でデータを表現するために操作できる基本的なグラフィック変数を特定した。これらは、地図記号を作成し、さまざまな種類の情報を伝達するための構成要素である 16。
これらの変数 16 は以下の通りである。
- 位置(平面上のX、Y座標): 物事がどこにあるかを示すための基本。
- 大きさ: 記号の長さ、面積、または体積の変化。
- 形状: 記号の形または輪郭。
- 明度(明るさ): 色または陰影の知覚される明るさまたは暗さ。
- 色相: 実際の色(例:赤、緑、青)。
- 方向: 記号の向きまたは角度。
- テクスチャ(きめ): 記号の塗りつぶしのパターンまたは粒度。
これらの変数の知覚特性 16 は、それらの適切な使用法を決定する。
- 選択的: 変数の変化に基づいて記号を即座に分離できる(例:すべての赤い記号)。形状は最も選択的でないと考えられている。
- 結合的: 変数の違いにもかかわらず記号をグループとして認識できる(例:異なる色の記号もグループとして認識できる)。明度と大きさは分離的である(記号の「重み」を大きく変えすぎる)。
- 順序的: 即座に認識できる順序を持つ(例:小さいものから大きいものへ、明るいものから暗いものへ)。大きさと明度は強く順序付けられている。
- 量的: 数値的な違いの推定を可能にする(例:ある記号が別の記号の2倍の大きさである)。ベルタンは、この直接的な意味で量的なのは大きさだけであると考えたが、明度は順序付けられた量的データによく使用される。
地図作成における応用:
- 名義的(質的)データ: 色相、形状、方向などの選択的変数を使用する 16。
- 順序データ(ランク付け): 明度や大きさなどの順序的変数を使用する 16。
- 量的データ(数値): 大きさ(比例記号用)または明度(階級区分図用)を使用する 16。 これらの変数を理解することで、地図製作者は、記号の特性をデータ特性に正確かつ効果的に一致させるための情報に基づいたデザイン選択を行うことができる。
7.2 カラーユニバーサルデザイン(CUD):アクセシビリティの確保
人口のかなりの割合が何らかの形態の色覚多様性(CVD)を持っており、特定の色(例:赤緑、青黄)を区別することが困難であるため、問題のある色の組み合わせのみに依存する地図は、これらの利用者にとって判読不能または誤解を招くものとなる 42。
CUDの原則 42 は以下の通りである。
- 一般的なCVDを持つ人々が区別できる色の組み合わせを使用する。 重要な情報には赤緑の組み合わせを避け、青オレンジなどの代替手段を使用する。42は、「濃い赤や強い赤の代わりに朱色やオレンジを」、「緑が必要な場合は青みがかった緑を」使用することを提案している。
- 色相だけでなく、明度と彩度も変化させる。 CVDを持つ人々は、しばしば明るさの違いに敏感である 42。同じ色相の異なる濃淡を使用したり、異なる色相が異なる明度も持つようにしたりすることで、区別しやすくなる(42の地図標高着色の例)。
- 冗長なコーディングを使用する:色を他の視覚変数と組み合わせる。 色だけに頼らない。色と組み合わせて、異なる形状、パターン、テクスチャ、ラベル、または線種を使用する 42。例えば、折れ線グラフでは、異なる線種(実線、破線、点線)と色を使用する 42。
- 前景(文字、記号)と背景の間に十分なコントラストを確保する 43。
- 色覚シミュレーションツールを使用して、 さまざまな種類のCVDを持つ利用者に地図がどのように見えるかを確認する 43。 目標は、すべての人にとって「分かりやすく、使いやすい」地図を作成することである 42。
7.3 タイポグラフィの階層性と判読性:高度な考慮事項
基本的なラベル付けを超えて、タイポグラフィは地図上に明確な視覚的階層を確立する上で重要な役割を果たす。これは読者の注意を導き、一次情報、二次情報、三次情報を区別するのに役立つ 8。これは、フォントサイズ、ウェイト、スタイル(例:水域のイタリック体)、および色の体系的なバリエーションを通じて達成される 23。23は、階層レベル間で1:1.5のサイズ比率と最小200のウェイト差を提案している。
複雑な環境における判読性も重要である。文字色は、さまざまな地図の背景(例:水上、陸上、密集した記号の上)に対して十分なコントラストを持つ必要がある 23。特に密集地域では、曖昧さや重なりを避けるための高度なラベル配置戦略が必要となる。これには、引き出し線、コールアウト、またはラベルの総描が含まれる場合がある。画面と印刷物でフォント選択も異なり、サンセリフフォントは、さまざまな解像度での画面上のレンダリングが優れているため、一般的にデジタル表示に適している 23。
タイポグラフィは、地図全体のスタイルや他の視覚要素と調和し、明瞭性と情報密度を維持する必要がある 23。文字の色の選択は、地図のパレットを補完するべきである。参照地図と主題図では、階層の扱いが異なる 8。参照地図では、階層はしばしばより微妙で、多くの地物が同様の視覚レベルにある。読者は注意を集中することで要素を前面に引き出す。主題図では、階層はより顕著で、主題が視覚的に支配的である。タイポグラフィは、主題カテゴリと値を明確にラベル付けすることでこれをサポートする。
ベルタンの視覚変数は、個々の記号をデザインするためだけでなく、地図のすべての視覚的構成要素(記号、色、文字特性、さらには補助的要素の配置)が情報を符号化し区別するためにどのように機能するかを理解するための包括的なフレームワークを提供する。ベルタンの変数 16 には、大きさ、形状、明度、色相、方向、テクスチャ、位置が含まれる。これらは、点、線、面の記号(第4.1節)に適用できる。色(色相、明度、彩度)は直接的な応用である(第4.2節)。文字特性(第4.3節)もこれらの変数を利用する:フォントの大きさ、フォントの形状(セリフ対サンセリフ)、フォントのウェイト(明度/太さに関連)、フォントの方向(例:川に沿った文字)、および位置(ラベル配置)。補助的要素のレイアウト(第5章)でさえ、視覚的階層とバランスを作成するために位置と大きさを使用する。このことは、地図デザインのための統一理論を提供する。これらの基本的な変数とその知覚特性を理解することにより、地図製作者は、すべての地図構成要素にわたって、より体系的かつ効果的なデザイン決定を下し、より明確なコミュニケーションにつなげることができる。
カラーユニバーサルデザインとタイポグラフィの判読性の原則に従うことは、単に「良いデザイン」の問題ではなく、地理情報が障害を持つ人々を含む可能な限り広範な対象者にアクセス可能であることを保証するための倫理的責務である。42は、CVDを持つ人々のためのデザインを強調している。地図は、ナビゲーション、計画、安全(例:ハザードマップ 36)、教育のための重要な情報を伝える。デザインの選択(例:不適切な色のコントラスト、小さな文字)のために地図が人口の一部にとって判読不能である場合、それらの個人はその情報へのアクセスから排除される。この排除は現実世界に影響を及ぼす可能性がある。したがって、アクセス可能な地図をデザインすることは、地図製作者の倫理的責任である。地図の構成要素は、包括性を念頭に置いてデザインされなければならない。これにより、焦点は純粋に美的または慣習的なデザインの選択から、普遍的な理解を優先する利用者中心のデザインへと移行する。
以下の表7.1は、ベルタンの視覚変数とその地図作成への応用をまとめたものである。
表7.1:ベルタンの視覚変数とその地図作成への応用
| 視覚変数 | 知覚特性(選択的、結合的、順序的、量的 – による) | 代表的な地図作成上の用途(点、線、面記号、および該当する場合は文字の例を含む) | 考慮事項/制限事項 |
| 位置 | 選択的、結合的、順序的、量的 | 地物の地理的位置を定義する(すべての記号タイプの基本)。 | 2次元平面上の絶対的または相対的な位置。投影法に依存する。 |
| 大きさ | 選択的(大きな差がある場合)、分離的、順序的、量的 | 量的データ: 点記号の大きさ(例:都市の人口)、線記号の太さ(例:交通量)、面記号の大きさ(カルトグラム)。文字の大きさ(階層性)。 | 大きすぎると重なりや不明瞭化が生じる可能性がある。小さな違いの知覚は難しい場合がある。 |
| 形状 | 選択的(限定的)、結合的 | 名義的データ: 点記号の形状(例:空港、病院のアイコン)、線記号のスタイル(破線、点線)、面記号のパターン要素の形状。文字の書体(セリフ/サンセリフ)。 | 多数の異なる形状を区別するのは難しい。複雑な形状は大きなスペースを必要とする。 |
| 明度(明るさ) | 選択的、分離的、順序的 | 順序的/量的データ: 面記号の濃淡(階級区分図)、点/線記号の明るさ。文字のウェイト(太字/細字)。背景とのコントラスト。 | 色相がない場合、色の区別が難しいCVDを持つ人に有効。段階の数が多すぎると区別が困難になる。 |
| 色相 | 選択的、結合的 | 名義的データ: 面記号の色(土地利用図)、点/線記号の色(異なる種類の地物)。文字の色。 | 文化的な連想やCVDへの配慮が必要。多数の色相を同時に使用すると混乱を招く可能性がある。 |
| 方向 | 選択的、結合的 | 名義的/順序的データ: 点/線記号の向き(風向、勾配方向)、面記号のパターン方向(ハッチング)。文字の向き(例:河川名)。 | 参照枠がないと解釈が難しい場合がある。 |
| テクスチャ(きめ) | 選択的、結合的、順序的(密度による) | 名義的/順序的データ: 面記号の塗りつぶしパターン(異なる地質タイプ、植生密度)、線記号のパターン。 | 複雑なテクスチャは小さな縮尺では読みにくくなる可能性がある。印刷品質に影響される。 |
8. 結論:地図構成要素の相乗効果
本報告では、地図を構成する多様な要素について、その定義、機能、およびデザイン原則を詳細に検討してきた。タイトルや縮尺といった基本的な要素から、投影法の選択、記号、色彩、文字の使用、さらには挿入図や索引といった補助的要素に至るまで、各構成要素が地図全体の機能において不可欠な役割を果たしていることが明らかになった。これらの要素は個々に存在するのではなく、相互に関連し合っている。
効果的なコミュニケーションという観点から見ると、適切に選択され、巧みにデザインされ、そして思慮深く統合された構成要素は、相乗効果を生み出し、部分の総和以上の価値を持つ地図を創造する。この相乗効果こそが、地理情報を明確、正確、かつ効率的に伝達することを可能にする 2。地図製作者の専門性は、地図の目的と対象読者に最も適した形でこれらの構成要素を選択しデザインする能力にあり、その際にはデザイン原則、潜在的な歪み、そしてアクセシビリティを常に念頭に置かなければならない。
デジタル技術の進展に伴い、地図構成要素の性質やインタラクティビティは進化し続けている。例えば、動的な凡例、インタラクティブな縮尺バー、広範な文字注記の代わりにポップアップで提供されるオンデマンド情報などである(3におけるGIS機能が示唆するように)。しかしながら、明確に構造化された構成要素を通じて明確なコミュニケーションを図るという中核的な必要性は、依然として変わらない。
地図は、各構成要素が全体の意味形成プロセスに寄与する複雑な「記号の体系」として理解することができる。この導入部(第1章)では、地図が抽象化と記号化の産物であること 1 を確立した。第4章では、記号、色彩、文字という「視覚言語」について詳述した。第7章では、この言語の文法としてのベルタンの「視覚変数」を紹介した。地図が言語を使用し、その構成要素が語彙と文法であるならば、地図全体は、書かれたテキストや話された発話が機能するのと同様に、記号の体系として機能する。したがって、「相乗効果」とは、これらの記号がどのように相互作用して一貫したメッセージを生み出すかということである。誤解を招く縮尺、不完全な凡例、または不適切な投影法は、メッセージ全体を損なう可能性がある。この視点は、地図の読解とデザインに対する包括的かつ批判的なアプローチを奨励し、そのすべての構成部分の相互関連性と伝達力を強調する。それは、地図リテラシーがこの体系を理解することを含むという考えを強化する。
引用文献
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- 色覚多様性に配慮したWEBデザインの基本知識 – K2@WEB相談室 – https://www.k2-interactive.co.jp/hpplace/ay_ans4.php



