SWARM STUDIESINTERACTIVE FIELD LAB
SINGLE FILE / OFFLINE
EXPERIMENT 008 — STIGMERGY

シロアリの建築学。Order, without a blueprint.

指揮者はいない。設計図もない。
「拾う」と「置く」の繰り返しから、構造が生まれる。

このシミュレーションにはCanvas対応のブラウザが必要です。
SIMULATION TIME
00:00RUNNING
探索中運搬中材料
WORKER 001
行動探索中
持っている粒0 / 1
周囲の材料密度0.00

見ているのは、自分の周囲だけ。群れ全体の地図は持ちません。

まずはそのまま、粒が集まる様子を観察
01 / SCATTERED MATERIAL
SEED 735128 · 64 × 64 CELLS
10 CELLS
01

散らばった粒を拾う

材料の少ない場所では拾いやすく。
個体は、近くの状況だけを手がかりに探索します。

02

すでにある粒のそばに置く

小さな集まりが、次の配置を誘発する。
環境の変化が、ほかの個体への情報になります。

03

局所ルールから、全体の構造へ

設計図なしで、粒の山が育っていく。
「崩す」ツールで、集積の再形成も観察できます。

環境が、群れの記憶になる。

これはシロアリの集積行動に着想を得た、スティグマジー(環境を介した間接的な協調)の実験モデルです。完成図に向かって粒子を動かす映像ではなく、各個体の移動・拾得・配置を逐次計算しています。

このモデルのルール

64 × 64 のセルに材料を散らし、各個体は周囲およそ6セル以内を探索します。材料を持たない個体は、局所密度の低い粒を拾いやすくなります。運搬中の個体は、既存の材料や配置時に残る環境マーカーを手がかりに、粒を置きます。置いた直後の拾い直しは、短い待機時間で抑えます。

拾いやすさ ∝ [0.65 / (0.65 + 周囲の密度)]²
置きやすさは、局所密度と「正のフィードバック」が大きいほど増加
環境マーカーは近隣に拡散し、設定した時間とともに指数減衰

「土の丘」「細い柱」「低い段丘」は、積み上げ位置の選び方と許容する高さの差を変えます。モード変更は現在の場に対して直ちに適用され、作り直しません。集積先の座標や最終形は指定していません。

操作

観察ドラッグで移動、ホイールまたは + / − で拡大・縮小。ダブルクリックで視点を初期化。
材料クリック・ドラッグした場所に粒を追加。全粒数も増えます。
崩す範囲内の材料を周囲に再配置。削除ではなく、粒数を保った撹乱です。
追跡近くの個体を選択し、状態と周辺の密度を表示します。
Space / R一時停止・再開 / 同じ種でリセット
1 / 2 / 3 / 4観察 / 材料追加 / 崩す / 追跡
V / P / H視点切替 / マーカー表示切替 / この説明

再現性と保存

シミュレーション時刻は固定刻みのモデル時間であり、現実の秒数や生物の作業時間に対応しません。負荷が高いと、描画の安定を優先して指定倍率より遅くなる場合があります。別タブに切り替えた間は計算を停止します。状態保存には材料・マーカー・個体・乱数状態・設定・グラフを含みます。

科学的な範囲

NetLogo「Termites」の拾う・置くによる集積という考え方を参照し、独自に高さ・局所マーカー・配置傾向を追加しました。実際のシロアリの建築機構を同定・検証したモデルではありません。個体間の厳密な接触、粒の力学、崩落、トンネル・アーチ、巣内換気は計算していません。積み上げはセルの高さとして扱い、1セルあたりの上限は22粒です。