SWARM LAB
COLLECTIVE DYNAMICS EXPERIMENT 25
OPINION FORMATION / BOUNDED CONFIDENCE
意見形成モデル
小さな対話の積み重ねが、集団のかたちを変える。
異なる意見を、どこまで受け入れるか。ひとつの合意か、いくつもの意見群か。
許容幅を変えて、集団の変化を観察します。
許容幅を変えて、集団の変化を観察します。
360 AGENTS / WELL-MIXED意見が更新されています
個体をクリックすると、観察・介入できます
AGENT 001
0.500初期 0.500
スライダーで個体に介入
意見 A 0.0中間 0.5意見 B 1.0
—%意見差 ≤ 0.05 のペア
—母標準偏差 σ
—%直近最大 3 sweep
0.0sweep1 sweep = N 回の抽選
現在の意見分布
MEAN 0.500横軸:意見 / 縦軸:人数40 BINS
意見の軌跡
40 SAMPLE AGENTS横軸:sweep / 縦軸:意見破線:条件変更・介入
このシミュレーションのしくみ
近い意見を持つ 2 者が、少しずつ歩み寄る。
Deffuant らの bounded-confidence(有界信頼)モデルを基にした教育用デモです。各個体は 0〜1 の連続値で意見を持ち、集団全体から異なる 2 個体を等確率で抽選します。意見差が許容幅 ε 以下なら、互いに相手へ歩み寄ります。
|xᵢ − xⱼ| ≤ ε のとき
xᵢ′ = xᵢ + μ (xⱼ − xᵢ)
xⱼ′ = xⱼ + μ (xᵢ − xⱼ)
xᵢ′ = xᵢ + μ (xⱼ − xᵢ)
xⱼ′ = xⱼ + μ (xᵢ − xⱼ)
右辺は両方とも更新前の値を使います。通常の相互更新だけなら、集団平均は保存され、ばらつきは増えません。固定個体、揺らぎ、手動介入を有効にした場合は、この性質が成立しないことがあります。固定個体は自身の値を変えず、相手への影響は残します。
意見差が大きい相手を避けるだけで、反対方向へ押し返す力はありません。「分極」「多極化」は観察しやすい初期設定の名前で、最終的な集団数を保証しません。少数の孤立した意見が残る場合もあります。
原モデル:G. Deffuant, D. Neau, F. Amblard & G. Weisbuch, “Mixing beliefs among interacting agents”, Advances in Complex Systems 3, 87–98 (2000). 論文情報(インターネット接続時のみ)
表示と指標の読み方
- 点の色・横位置
- 現在の意見値です。青が 0、緑が 0.5、橙が 1。横位置には移動を見やすくする短い補間を入れています。縦位置は個体を見分ける表示上の位置で、地理・人間関係・意見の別の軸を表しません。
- 光る線
- 実際に意見が変わった対話から抽出したものです。常設のつながりではなく、すべての対話を描画するわけではありません。画面上の距離は相手の選ばれやすさに影響しません。
- 近接一致率とばらつき
- 近接一致率は、全ての異なる個体ペアのうち意見差が 0.05 以下の割合です。ばらつきは母標準偏差。どちらも実際の意見値から計算しており、合意の善悪を評価する指標ではありません。
- 対話成立率と sweep
- 直近最大 3 sweep のペア抽選のうち許容幅の条件を満たした割合です。すでに同じ意見のペアも含みます。1 sweep = N 回の抽選(各個体は平均 2 回選ばれます)。1×では、処理が追いつく環境で毎秒 3 sweep 進みます。
- グラフと操作
- 分布は 40 区間、軌跡は固定抽出した 40 個体・直近最大 200 sweep。破線はパラメータ変更や個体への介入です。個体をクリックして選択し、意見の変更・固定ができます。Space:一時停止 / 再開、R:最初から、F:全画面。乱数シードが同じなら、同じ初期設定・同じ sweep 数で再現できます。
これは自己組織化を観察する簡略モデルであり、実際の社会・選挙・世論を予測するものではありません。通信や外部ライブラリは使わず、この HTML 内だけで計算・描画します。