一匹の判断が、群れの意思になる。
8の字で勧誘、赤い線で抑制。1匹のダンサーに焦点を合わせて観察。
未支持の探索蜂は森を飛び、近くで見つけた巣穴を評価します。勧誘された蜂も必ず現地に行き、ばらつきのある自分の評価で支持を決めます。
支持を決めた蜂は中央の蜂球に戻ってダンスします。評価が高いほど長く踊り、近くの未支持蜂がその候補を調べに出発します。各蜂のダンス意欲は訪問回数とともに低下します。
異なる候補を支持する近くのダンサーには抑制信号を送ります。本モデルでは相手のダンス時間を短縮します。支持先の変更は再訪問時の評価や、支持の放棄を介して起こります。
候補地に実際にいる評価済み支持蜂を数え、設定した定足数以上の状態が2モデル秒続くと移住します。画面全体の支持数や、品質の最大値で勝者を選ぶ処理はありません。
「標準」は品質差のある4候補、「僅差」「同品質」は決めにくい条件です。「環境変化」では35モデル秒でBの品質を88から23へ、Dを40から94へ変更します。早く決定すると変化前に終了する場合があります。また、変化後も古い評価への支持が残り、品質の低下したBが選ばれることがあります。品質や閉鎖の変更を蜂が認識するのは、その場所を再訪したときです。
巣穴または候補名のクリックで強調表示、もう一度クリックかEscで解除。Spaceで一時停止、Rで同じシードから再試行できます。シード・設定・変更タイミングが同じなら結果を再現できます。「新しい試行」は乱数シードも変更します。CSVには最大7201時点の支持数、現地数、品質を保存します。
これはミツバチの巣選択を題材にした教育用エージェントモデルで、実験データに合わせた予測器ではありません。品質を単一の数値に要約し、評価・勧誘・抑制を確率で表現しています。定足数の「2秒」はこのデモ固有です。実際の定足数検知、パイピング、女王蜂の動き、移住信号の伝播、風・衝突・3次元運動は省略しています。決定後は行き先を全個体へ一斉に伝える演出です。蜂の動きとダンスの形は模式化し、蜂球の背景の蜂は装飾で、探索蜂数に含めません。
Seeley et al. (2012), Stop signals provide cross inhibition in collective decision-making by honeybee swarms. Science 335, 108–111. DOI: 10.1126/science.1210361.Perdriau & Myerscough (2007), Making good choices with variable information: a stochastic model for nest-site selection by honeybees. Biology Letters 3, 140–143. DOI: 10.1098/rsbl.2006.0599.シミュレーション本体はオフラインで動作します。参考文献を開く場合のみ通信が必要です。