まず試すこと
出口を1つ閉じ、残った出口への迂回と混雑を観察してください。「ボトルネック」では、中央の狭い通路に人が集まります。混雑表示を重ねると、その集中が見やすくなります。
| 観察 1 | 人をクリックすると、その人の選択出口と計画経路を表示します。空白をクリックすると解除します。 |
| 危険 2 | クリックで固定の危険エリアを追加。中心部は通行不可、その周辺は経路コストが高くなります。 |
| 壁 3 | ドラッグで長方形の障害物を追加します。 |
| 消去 4 | クリックした内部の壁・設備・危険エリアを削除します。 |
| 再生操作 | Space 停止/再開 R 再配置 H 混雑 F 経路場 Esc 観察ツール |
エージェントの判断
障害物と危険エリアを考慮した出口別の距離場を格子上で計算し、各人が距離と出口付近の人数に基づいて出口を選びます。途中では近隣の人との間隔を調整し、接触時には位置を補正します。経路場の矢印は「その地点からコストが最小の出口」への方向で、個人の混雑を考慮した選択とは一致しない場合があります。
全員が施設形状・出口の開閉・危険エリアを把握する仮定です。速度には個体差を設定しています。身体・認知・視認性の詳細や、群衆圧力、転倒、負傷はモデル化していません。危険エリアは固定の仮想障害であり、火災や煙の物理シミュレーションではありません。
計測・再現性
モデル時間は固定刻み(1/40秒)で進みます。再生倍率は時間の進み方だけを変えます。処理が重い環境では実時間に対して遅くなることがあります。密度は各人を中心とする半径1 mの円内の人数(本人を含む)を円の面積で割った目安で、壁による有効面積の補正はしていません。壁の向こうの人も集計されます。
同じフロア・設定・シード・操作タイミングなら同じ初期配置・挙動を再現します。再配置は現在の壁・危険エリア・出口開閉を保持します。フロア構成を選び直すと標準の環境に戻ります。出口に到達できない人は「経路なし」として残留し、避難済みに加えません。編集中、障害物に重なった人は近くの空き領域へ補正されることがあります。
CSVには1モデル秒ごとの実測カウント、出口別人数、条件変更の履歴を含めます。グラフと完了時間はこの簡易モデル内の結果です。
用途上の制限
本作品は挙動を観察するための独自の簡易モデルです。実測データで校正・妥当性確認した工学的シミュレータではありません。実施設の避難計画、収容人数や出口幅の設計、防災判断には使用しないでください。
参考:距離場を用いた歩行者モデル
Burstedde et al. (2001), Simulation of pedestrian dynamics using a 2-dimensional cellular automaton。本実装は着想を参考にした独自の連続位置モデルであり、論文中のセル・オートマトンの再現実装ではありません。参考リンクの閲覧を除き、インターネット接続は不要です。